Gourmet

イオントップバリュそうめん「ヤバい」投稿に賛否。食べ物をディスる“覚悟”は必要か/2022人気記事BEST5

おいしく茹でるコツは“茹で時間”

表示時間よりも30秒早く上げてしっかり冷やすと、仕上がりが違います。 茹で時間が2分とありますが、私はいつも1分30秒にしています。 素麺具体的には表示時間よりも30秒早くザルにあげて冷水で冷やしてみると、仕上がりの違いに驚きます。また、氷水できりっと冷やすことも重要です(こだわりの小麦を使用している場合、旨味を活かすために冷やし過ぎないこともある)。これはすぐにできる簡単コツですから、多くの方々にお試しいただきたいと願います。 今回のようなことは、そうめんに限ったことで起こる問題ではありません。リーズナブルな商品だからこそ、なるべくおいしく食べようとする工夫の姿勢は、おいしい食事を引き寄せるための最強の習慣だと私は考えています。 それでは次に、今回の炎上を良い気づきや学びにすることができるのか?について考えてみました。

「まずい」という発言は、覚悟が必要。その効力は?

私は投稿者の方にもの申したいとか、トップバリュのそうめんを過剰に擁護するつもりはありません。何よりも私が大切にしたいのは、この商品をおいしく食べようと工夫をして、実際にポジティブに味わっている人がいるという事実です。 例えば、食べ盛りの子どもをたくさん育てる家庭を想像してみましょう。私も小学生の子どもを育てる母親の立場であり、「なるべく安く、なるべくおいしく」を目指して家計・料理の工夫をしています。ですからこのそうめんの存在はありがたくもあり、同じように日々奮闘しているパパ、ママの中でこのそうめんを買っている方がいるとしたら、投稿内容に不快感を抱いて欲しくありません。おいしいと思って食べている人の日常をむやみに否定することにならぬよう、ただただ願うばかりです。
筆者がトップバリュベストプライスの名品だと思っている「プチカップケーキ」(税込価格 278.64円)15個入り

筆者がトップバリュベストプライスの名品だと思っている「プチカップケーキ」(税込価格 278.64円)15個入り

一方で、特定の食べ物について「ひどい・まずい」と評価する自由もありますから、私は投稿者の方に対して意見や要望は一切ありません。しかしながら科学的な計量分析を除いて、おいしい・まずいは主観的要素が大きく、完全なる客観的評価が難しいこと、先述のように不特定多数の大切な日常を否定する可能性がありますから、「まずい」という発言には“覚悟”が必要であるとは思います。 そして何より、消費者から選ばれないものは売れずに自然淘汰されていくはずですから、自分が本当においしい食べ物に出逢いたいのであれば、発言以上に“消費行動”の方が最終的には確かな力を持つことを意識しておくことが効果的でしょう。
次のページ 
おすすめレシピを紹介
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ