それから数日後、Mさんは同じ電車でまた痴漢に遭ってしまいます。 「今度は手首を捕まえて駅に下ろしました。そして顔を見ると、なんと前回と同じ少年だったんです！」 怒りにワナワナ震えながら、駅員にことのしだいを話しました。少年は青白い顔をしてうつむいていたんだとか。 そして、驚いたのはこの少年に制裁を与えてくれるであろう駅員が発した言葉でした。 「駅員さんは『まだ若くて未来があるのだから、見逃してあげて下さい』って言って来たんです！」 泣く泣く駅員の言う通りにしたMさん。手首を解放すると、少年はホームの人混みに消えていきました。 「あれからその少年に会うことはありませんでした。彼が反省し、まっとうな人生を歩んでいることを望んでいます」 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜文／女子SPA!編集部＞