有吉の歌い方のアイドルっぽさ!人気芸人のブルーハーツカバーが話題、ベスト3は?
年末の人気番組『クイズ☆正解は一年後』(2022年12月30日放送 TBS系列)でのロンドンブーツ1号2号や有吉弘行らお笑い芸人によるザ・ブルーハーツのカバー企画が話題を呼んでいます。
番組の企画は、誰が歌っているかを隠した“謎のカバーCD”として首都圏のサービスエリアなどで昨年秋に販売され、購入した人が何人スタジオにやってくるかをクイズにしたもの。番組放送後の今年の元旦から『ザ・ブルーハーツクイズ☆正解は一年後トリビュート』というタイトルで配信リリースもされました。
一見、企画モノですが、このアルバムが音楽作品としてガチの仕上がりだったことに驚きの声が広がっているのです。番組プロデューサーの藤井健太郎氏も「選曲と芸人との組み合わせに曲順と、どれも良い感じに組めたと思っております」と、自身のツイッターで語っていました。
というわけで、見取り図、ニューヨークら若手からケンドーコバヤシ、おぎやはぎらベテランまで全12組から、独断と偏見でベスト3と印象に残ったパフォーマンスを選んでみたいと思います。
歌唱力★★★☆☆ 曲との相性★★★★☆ 熱量★★★★★
歌唱力★★☆☆☆ 曲との相性★★★★☆ 新たな魅力★★★★☆
第3位 レイザーラモンRG「人にやさしく」
ブルーハーツとなるとみんな思い入れが強く、どうしても甲本ヒロトのモノマネになってしまいがちです。 そんななか、レイザーラモンRGの歌には甲本ヒロトのスピード感や低い音を踏み外してしまう、あの勢いが乗り移っているようでした。意識的にモノマネしたのでは表現できない部分がRGの歌にはあるのですね。 少し突っ込み気味のリズム感にもアツさを感じました。
意外性部門 ヒコロヒー「夢」
唯一の女性芸人、ヒコロヒー。思い入れたっぷりの男性陣とは一味違ったブルーハーツを聞かせてくれました。 <あれも欲しい これも欲しい もっと欲しいもっともっと欲しい> 少し眠そうにもやのかかった声で歌うと、不思議なことに反語のような響きが生まれる。バンドアレンジはほぼオリジナルなのに、ヒコロヒーの声が曲を別物にしているのです。 とても面白いカバーでした。