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夫の不倫を目撃。自宅で体を重ねる現場を見たショックを深める、夫のあきれた言い分

夫婦それぞれに、自分たちの関係をどう思っているのか聞いてみたら、どんな答えが返ってくるのだろう。以前、夫の浮気が発覚して離婚寸前にまで追いつめられたことのある夫婦に、実際に話を聞いてみた。
破局 離婚

写真はイメージです(以下同じ)

夫の浮気現場を見てしまって

「10年以上前の話ですし、私も結婚を継続すると決めたのだから、夫の浮気の話は封印(ふういん)してきました。だけど正直言うと、夫の浮気現場を見てしまったショックはいまだに癒えていません。むしろ時間が経過すればするほど、心の傷が深くなっていくような気がしています」 ユミコさん(43歳)はそう言って目を伏せた。彼女が3歳年上のショウタさんと結婚したのは29歳のとき。婚姻届を出してすぐ妊娠していることがわかり、30歳で長女を、32歳で長男を産んだ。 “事件”が起こったのは長男が乳飲み子だったころだ。 「彼の親や親戚は会社経営者が多く、グループ企業になっています。父親が本社の社長で、彼は叔父さんが経営する会社で専務をしていた。彼は家に人を招くのが好きでした。明るくてあっけらかんとしていて、お坊ちゃんだから鷹揚で、そこが魅力でもありました」 長男が生まれて半年後の年末、仕事納めの夜、社内の有志が自宅にやってきた。すでに二次会もすんで帰宅した人も多かったので、うちに来たのは10名ほど。 「リビングで飲み直したりしゃべったりと、楽しそうでした」 ホームパーティそんなとき夫は必ずユミコさんも話の輪に入れてくれるのだが、その日は長男の体調があまりよくなかったため、彼女はリビングと子ども部屋を行ったり来たりしていた。 「夜も遅くなってみんな帰り始め、私も子どもの様子が気になるので子ども部屋にしばらくこもっていたんです。そのうち、うっかり子どもと一緒に寝落ちしてしまって」

夫は振り向き目を見開いた

ハッと目覚めたときは午前零時を回っていた。リビングへ行こうと歩いていると、女性の押し殺したような声が聞こえたという。そのまま歩を進めたとき、リビングのソファで抱き合っていると夫と女性の姿が目に飛び込んできた。 「彼女は明らかに私と目が合ったのに、目をそらした。夫は彼女を抱きかかえるようにして体を動かしていました。一瞬、そのまま子ども部屋に戻ろうとしましたが、どうして私が逃げなければいけないのかと踏みとどまった。正直、そこから身動きができなくなってもいたと思う」 彼女は夫の体勢を固定するかのように両手を背中に回していた。ユミコさんは立ったまま、その様子を見ていた。だが視線を感じたのだろう、夫は振り向き目を見開いた。その顔も彼女は忘れられずにいる。 目元 瞳 
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泣いて土下座のあと逆ギレした夫
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