Entertainment
Love

48歳妻が浮気夫にスカッと復讐。夫を“クビ”に追い込んだ「恐ろしいセリフ」

馬場ふみか演じる専業主婦が、モラハラ夫(野村周平)を社会的に抹殺しようと計画するドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系、火曜深夜0時30分~)。話題のドラマを、夫婦関係について著書多数の亀山早苗さんが読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。
【第1回記事】⇒子どもに母乳をあげていたら夫に襲われ「断ると殴られた」DV夫との“生き地獄”な日々 【第2回記事】⇒「だらしない体型だな」妻を見下す不倫夫。義母と組んで“最高の復讐”してやった

虐げられた妻が、夫を退職に追い込んだ方法とは

ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』の3回目。職場結婚をして1年になる奥田茜(馬場ふみか)は、イケメン広告デザイナーである夫・大輔(野村周平)のモラハラに耐えて「いい妻」であり続けたが、夫のせいで流産したことから、復讐を決意する。 ネット上と玄関に差し入れられる手紙でしか接点のない「謎の仮面さん」の誘導にしたがい、夫を社会的に抹殺していく決意を固めた茜。5つの方法のその1は、ポジティブ感情を奪うこと。前回、不倫相手の前で強烈な恥をかかせて関係を終わらせたことで、夫のポジティブ感情を崩壊させたはずなのに、夫はどうやらまた社内で若い女性にちょっかいを出している。そのあたりは社内の後輩が情報を流してくれている。 5つの方法の2番目は、夫がこれまで築いてきた達成感を奪うこと。「仮面さん」からの連絡で、茜は夫がこれまで、部下たちのデザインを自分の名前で使っていたことを知る。部下たちは、「次はきみの名前で出すからさ」という大輔の言葉を信じて、無断盗用について意義を唱えられずにいた。これは強烈なパワハラである。 茜は、友人のライターに情報を流し、夫のしてきたことを世間に暴露、さすがに今の時代、社内の幹部たちもこれは容認できず、夫は会社を辞めるはめになった。

夫を本当に“社会的に抹殺”した、ある48歳女性の実話

実際に、夫を社会的に抹殺した経験をもつヒデミさん(仮名・48歳)は、当時を振り返って話してくれた。 ヒデミさんは、大手流通企業に勤めている。同期のカズヒロさん(仮名)と結婚したのは29歳のときだ。共働きで、ひとり娘を育ててきたが、どちらかといえば妻は仕事に重点を置き、夫は家庭を愛していた。 「そこはバランスですからね、うちはバランスがいいと思っていました。部署も私は営業、彼は事務職だったから、どうしても私のほうが忙しい。出張などもありました。でも夫は『いいよ、オレは定時で帰れるから』といつも言ってくれていた」 休みの日には、家族3人で、娘の行きたいところへ連れていった。ときには娘を実家に預けてふたりでデートすることもあった。 「幸せだなとずっと思っていました。好きな仕事を思い切りやることができて、家に帰れば優しい夫とかわいい娘がいて。だからいつも夫には感謝していたんです」
次のページ 
ある夜「お父さんが帰ってない」と娘
1
2
3
4
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ