優等生のシャオ・ジャン、復活の兆しがあるチャン・ジャーハンなど、今後の動向に注目!

『猟罪図鑑~見えない肖像画~』(P35)©2022 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.
──2023年、注目している新作ドラマを教えてください。
菊池:僕は『可愛い秘書には野望がある』はおもしろそうだなと思っています。
小田:タン・ソンユン、魅力ありますよね! 現代劇でも時代劇でもどちらでも活躍できるっていう。彼女を初めて見たときに、「こういう可愛い系が中国でもウケるようになったんだ」って思ったんですよ。以前は中国の女優さんって綺麗系が多かったから。
青木:最近はタヌキ顔がウケるようになってきましたよね。チャオ・リーインがブレイクしたときに、美人すぎるよりちょっとタヌキ顔がウケるんだなーって。
小田:やっぱり親近感があるからかな?
青木:私は『猟罪図鑑~見えない肖像画~』を楽しみにしているんですけど。
小田:私も! タン・ジェンツーが好きだから(笑)。
青木:あれはバディものだから、もしかするとブロマンス感が漂っているかも。あとは、2022年に中国で大ヒットした『開端(原題)』を楽しみにしています。タイムリープSFもので、バイ・ジンティンが主演のドラマ。これが日本でも配信されないかなと待っているんですけど(笑)。

【小田香さん】撮影/秋山泰彦
小田:ほかには『これから先の恋』も。シャオ・ジャンの作品はどれでも注目作かと。彼はもう特別ですよね。
菊池:そうですね、『陳情令』『山河令』でブレイクした俳優さんのなかでも、残ってくれるのはシャオ・ジャンって感じがしますよね。
小田:『これから先の恋』って医者役なので、クールで都会的な感じが楽しめるのでは。それに、俳優になる前にデザイン系の会社で会社員生活をしていた人ですよね。そういうキャリアもいかされるかも。
青木:シャオ・ジャンは最初の『華麗なる皇帝陛下【エンペラー】』もすごくよかったんですよね。切ない役柄なんだけど。
小田:『狼殿下―Fate of Love―』もすごくよかったですね。意外に報われない役のほうが合うのかな。あと私はとにかく『山河令』でチャン・ジャーハンにハマってしまって……。結局『山河令』って特別におもしろい作品だなって、今になっても、何度リピートして観ても感じます。
青木:私も! チャン・ジャーハンいいですよね。だから、今俳優活動が止まっているのが残念でならないの。でも、ちょっとだけ復活の兆しがあって、今SNSで少しずつ発言が増えてきていて、歌も出したんですよね。
小田:私、新曲買いました、iTunesで。これまで、俳優として素敵だなと思った人はたくさんいたけど、「この人のドラマなら何でも観たい!」っていう感じで、トキメキの対象として見たのはチャン・ジャーハンが初めて。やっぱり『山河令』なの(笑)。初めてこの作品を観たとき、2人とも綺麗だし、ドラマの声は吹き替えだけど、歌声もよくて。グッときてしまった。
青木:ワン・イーボーは今年、映画の出演がすごく多くて、出演ドラマはひとつあったんだけど、ドラマファン的には物足りない。あとはゴン・ジュンとヤン・ミーの共演にも注目しているかな。
菊池:ワン・イーボーは『風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~』もよかったですよ。『三国志 Secret of Three Kingdoms』や『長安二十四時』のマー・ボーヨン原作で、ホアン・シュエン共演のバディミステリーですが、クールなエリートキャラがハマっていました。