――お話を聞いて、アグレッシブに動かれているイメージがあります。
カルビになる前は「いつまでも夢を追いかけているんじゃない」とか「家事なんか辞めなさい」と言われたこともありました。
でも、自分の人生だから、いつやめるか自分で決断したいし、納得がいくまでやりたいんですよね。でも、ただズルズルと執着だけでやるのは違うなとも思うので、そこは気をつけています。
――どういうことでしょう?
僕は自分で「いつまでに何をどうするか」という期限を決めるようにしているんです。「このときまでに少しでもテレビに出られなかったやめよう」とか。自分で決めたからには、そこまでは全力でオーディションを受けたり、精進していますね。
また、チゲのおかげで今の僕があるので、人とのご縁を大切にしています。
――ちなみにチゲさんって今はどんなお仕事されてるんですか。
例えば、山手線の終電終わった後の清掃、コンサート会場の警備、エキストラの紹介とか。なんかマニアックなことをやっています。
――放送作家志望だったということもあって、裏方気質なところがあるんですね。今でも仲が良いようで安心しました。
そうですね。B-RAPの同窓会にコンビ揃って参加するのって僕らくらいな気がします。僕もチゲもキャラクター的に合っているのかもしれません。
――今後「チゲ&カルビ」で何かしようかな、というところはあるんですか?
ありがたいことに、「チゲ&カルビ」宛に営業の依頼が来ることもあります。僕もしばっちという名前で、ものまねの仕事を確立できてはいるのですが、需要があればやっていきたいですね。
ただ、チゲのほうがガツガツ感がなくて。本当は今日も「来いよ」って言ってたんですけど「ほかの仕事が…」って言ってました。まあ、そんなところもチゲらしいんですけど(笑)。
<取材・文/ふくだりょうこ>
【しばっち】
人気番組『学校へ行こう!』のB-RAPハイスクールにて活動していたチゲ&カルビのカルビ。チャゲ&飛鳥の「YAH YAH YAH」に合わせて、至って当たり前のことを全力で歌う姿で人気を博した。現在は、ものまね芸人などの仕事で活躍中。 Instagram:
@shibacchi.officialふくだりょうこ
大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ