「持ち歩きコーヒー=マズい」からの卒業。味を劣化させないための3つのポイント
コーヒーって時間が経つと、どうしても味が劣化しているように感じませんか?
特に自宅で淹れたコーヒーをマイボトルで持ち歩くなら、なおさら。
そこで、できるだけ朝自宅で淹れたコーヒーをマイボトルで職場に持参する方法はないのか、プロに聞きました!
今回、「マイボトルでもコーヒーをおいしくするコツ」を教えてくれたのは「UCC コーヒーアカデミー」の村田果穂講師。
まず、村田さんによると、コーヒーのおいしさを損なう大敵は酸素、湿気、高温、紫外線の4つだそう。そもそもコーヒーの劣化は、油脂成分が酸化することによって起こるもので、酸味が強くなったり香りがなくなったりしてしまうのだとか。
また、劣化スピードは温度が高いほど早くなり、逆に保存温度が10℃下がると半分に。アイスコーヒーの方が味わいを保ちやすいのは、抽出後に急冷することで劣化スピードが遅いためと考えられています。
では、持ち歩きホットコーヒーのおいしさを持続させるポイントはなにか。村田さんは3つのポイントを教えてくれました。
まず1つが、コーヒーを淹れる際に使用するフィルターはステンレス(金属)よりもペーパーの方が、味わいを保ちやすいということ。
というのも、ステンレスフィルターは目が粗いため、コーヒー豆に含まれる油分が多く抽出されてしまい、さらに抽出時に一緒にコーヒーの微粉が混ざってしまうと村田さん。
一方、ペーパーフィルターで抽出した場合、目が細かいため油分が少なくコーヒーの微粉もほとんど含まれないため、時間の経過による雑味が目立ちにくくなるのでおすすめだそうです。
持ち歩きホットコーヒーのおいしさを持続させるポイントは?

※写真はイメージです