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「持ち歩きコーヒー=マズい」からの卒業。味を劣化させないための3つのポイント

実際にステンレスフィルターとペーパーフィルターで比べてみた

それでは村田さんの教えをもとに、実際にステンレスフィルターとペーパーフィルターで淹れたコーヒーをマイボトルに入れ、比べてみましょう。 コーヒー左のマイボトルにはペーパーフィルターで、右のマイボトルにはステンレスフィルターでコーヒーを淹れていきます。使用するコーヒー豆は中煎りのものを使用しました。 コーヒーコーヒー豆は同量入れたのですが、広がり方にも差が出ます。この差も味に影響するのでしょうか……。 まずはお湯を沸かします。お湯は沸騰後1~2分待ってからコーヒーに注ぐのがポイントとのこと。 沸騰したての熱すぎるお湯は、苦み、渋み、雑味のもととなる成分が抽出されやすくなり、おいしさが半減してしまい、92℃~96℃程度の少し落ち着いた温度がコーヒー抽出には最適だそう。こんな細かいことでも味が変わってくることに驚きです! コーヒーさらに、コーヒーとお湯の量も、とても重要。少し面倒でも、きちんと正しい分量を測ることで味が変わってきます。160ccのお湯にコーヒー12gが推奨レシピだと教えてもらいました。

実際の味は?

コーヒーまずは淹れたてを飲んでみました。淹れたては正直、味の差はほとんどわかりませんでした。同じコーヒーなので当たり前といえばそうかもしれませんが、全く同じ味です。 コーヒー1時間後飲んでみると、ペーパーフィルターの方は程よい苦みとコクが続いています。一方でステンレスフィルターの方は少し間延びしたようなだらっとした味に感じられました。 さらに、2時間後はペーパーフィルターは1時間後とほぼ同じ、そしてステンレスフィルターの方はさらに苦みと渋みが増した感じがします。もうこの時点であまり飲む気はなくなってしまいました。 そして4時間後は、それぞれの傾向はさらに増し、ステンレスフィルターの方は「飲めなくはないけれど美味しくはない」という感じに。 まさに村田さんの教え通りで、こんなにもフィルターだけで味が変わるというのはびっくりしました。これからマイボトルでコーヒーを飲む方はぜひ3つのポイントを参考にしてみてください! <取材・文・撮影/松本果歩>
松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。X:@KA_HO_MA
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