彼女のように「なんとなく165cm以上」を婚活の条件にしている女性は多く、無自覚に高望みをしてわざわざ苦戦しているのです。
恵さんと相談して、
条件「163cm以下」で検索して出てきた男性の中で気になる人に、こちらから申し込みをしていくことにしました。今までは10人に申し込みをして1件成立するかどうかだったお見合いが、10件中3件ぐらい成立するように。

その中に、年収も学歴も高い男性がいました。「こんなに条件がいいのに会ってくれるって、何か性格に問題があるのかもしれない」と思い少し警戒したのですが、会ってみると話しやすくとてもいい方だったそうです。
結局、職場が遠いので結婚するのは難しいかもしれないということでお互い納得して関係解消したのですが、恵さんはこの経験から、居住地が近い相手であれば「大卒以上」という条件も見直すことにしました。
身長が低い男性がいいとわけではありませんが、人気のある「NG要素がない」男性の中で人柄がいい男性を探して競って狙うより、「大卒以上」「165cm以上」のような条件を見直し、ブルーオーシャンの中でご縁を探す方が消耗しないのです。
恵さんは、コミュニケーションがとりやすく、結婚後も仕事を続けやすい勤務先の近さを優先して婚活を続け、無事に両方を兼ね添えた優しい男性と付き合うことになりました。
身長が低い男性と暮らして、困ることなんてほとんどないのです。中には「背が低いと男に見えない」「子どもに身長の低さが遺伝するのは困る」と、どうしても身長の条件は譲れないという女性もいますが、少数派です。