――看護師を退職し、漫画家を目指すことを決意した人間まおさん。しかし、紙に描いた漫画をせっせと出版社に持ち込むものの、そこから展開することは難しかったと言います。 「初めは色々と応募しても全然ダメでした。しばらくは漫画だけ描いて過ごしていましたが、貯金残高が2万円とかになってしまって…。このままでは生きていけないと、焦ってクリニックに再就職しました」 ――それからはクリニックで働きつつ、残りの日は漫画を描くという日々を送っていたとのことです。 ――何度もくり返し応募し、やっと週刊連載が決まったとのことですが。 「連載を始めるまで、2年間くらいは毎週、編集者と打ち合わせしたり、ネタを考えたりしていました。ひとつの連載が決まるまでの道のりも苦労をしたし、実際に連載が始まるまでの時間もかかったので、『連載ってこんなに大変なのか…』という感じでした」 ――看護師と漫画の連載の両立で、寝る時間もない日々だったといいます。