――現在は漫画一本で生計を立てている、人間まおさんですが、数ヶ月前までは看護師と漫画家の2足のわらじ生活をしていたんだとか。
「漫画家になるのは小さい頃からの夢だったんです。小学校の低学年の頃まで自作の漫画を描いたりしていたんですが、周りにも絵を描いている子がいて、みんな上手で。自分の絵が下手なのが恥ずかしくて描くのをやめました」(人間まおさん。以下カッコ内同じ)
――その後も「漫画家になりたい」という気持ちが心の片隅にあったものの、高校卒業後は看護学校へ進んだ人間まおさん。
「元から人のお世話をしたりするのが好きだったこともあって、手に職をつけられる看護学校に進むことにしました」
――しばらく漫画から離れていた人間まおさんでしたが、再び描き出すキッカケがあったとのこと。
「看護師になって、最初はオペ室で働いていたのですが、しばらくして病棟を担当することになりました。そうしたら、入院している患者さんで、絵を描く方も結構いらして…」
――そんな患者さんたちを見ているうちに、「絵を描くのっていいな…」と思い、再び筆を取ったんだとか。