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広末涼子がふたりの男性の間で求めたものとは…「活動家」キャンドル氏と「実業家」鳥羽シェフ

キャンドル・ジュン氏、穏やかな顔と暴行・不倫疑惑と

広末涼子は、夫の会見をどう見たのだろうか。夫を傷つけたことは重々、承知のはずだ。だが、彼女はこの騒動の前から夫に離婚を申し出ていたという。すでに夫婦関係は破綻していたのではないだろうか。 ふたりの出会いは2010年3月、ジュン氏主宰のハイチ大地震救済支援イベントで、その年の10月には結婚と妊娠を発表している。広末は「“恋愛感情”というより、静かな安らぎを感じさせてくれる彼の穏やかな人柄に惹かれ、また信念を持って真摯に活動に打ち込む姿勢と行動力に信頼感を抱きました」とコメントを出した。今回のジュン氏単独会見で得た一般視聴者の意見と同じである。 もちろん、それがジュン氏の根幹なのかもしれないが、やはり「自分の存在を世の中に証明するために全身にタトゥーを入れた」という理屈や、平和を謳(うた)っていながら、会見後に暴露された元スタッフへの暴行と不倫疑惑については、人間の裏表を一気に見せられた感がある。

広末涼子は13年の結婚生活で母としても女優としても成長

ジュン氏と再婚する前の広末は、「人生最悪な状況」だったらしい。そんなときに一見、強面(こわもて)ながら、実は「平和を希求する」活動家のジュン氏に惹かれても不思議はない。経済的に彼を支えることも厭(いと)わなかっただろう。その後、夫婦には子どもふたりが産まれ、多忙ながらも充実した日々だったに違いない。 だが結婚生活13年の間には、広末涼子自身が大きく成長していったのではないだろうか。母として子どものことには熱心だったというし、女優としても実力をつけた。 2022年、「第96回キネマ旬報ベストテン」助演女優賞を受賞したとき、「長引くコロナ禍で役者という職業が必要なのかと悩んだこともあった」と語り、トロフィーを手にして「生きている限り、俳優として仕事を続けていきたい」と笑みを見せた。 もしかしたら、もうジュン氏の「癒やし」は必要なかったのかもしれない。人間は多様な面を持ち合わせるから、13年の間にはジュン氏への信頼が揺らいだこともあっただろう。彼は変わらなかったかもしれない。彼女が変わっただけかもしれない。 しかし、夫婦の成長の速度が違っていることを確認しないままに時間が進んでいくと、気づいたときには溝(みぞ)ができていることも多々ある。
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「活動家」と「実業家」、ヒロスエが求めたものとは……
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