ドラマ、映画でもさまざまな顔を見せてくれている山田裕貴だが、2022年からは「山田裕貴のオールナイトニッポンX」において、レギュラーのラジオパーソナリティに就任。 高橋文哉や前田公輝、『ペントレ』で共演した赤楚衛二と上白石萌歌など、俳優陣をゲストに招いて撮影裏エピソードを語ってくれている。 大きな話題になったアニメ映画『BLUE GIANT』（2023）で主人公・宮本大の声を担当した折には、原作者の石塚真一、ならびに担当編集者・作家・脚本家の南波永人をゲストに招いた回も放送された。 高校生からテナーサックスを始め、仲間を集めつつ「世界一のジャズプレーヤーになる」と宣言した宮本大の真摯な佇まいを、山田は声だけで表現してみせた。その手腕に、石塚・南波の両名も絶賛している。 報道により公開が危ぶまれた『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』にて共演している北村匠海のゲスト回もある。

6/19(月)OAの #山田裕貴 のオールナイトニッポンXのsmash.会員限定トークとアーカイブが公開されました!#北村匠海 さんとお送りした本編、
会員限定トークでは放送後のドラヤマちゃんのトークなど🐉

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— 公式『山田裕貴のオールナイトニッポンX』 (@yamadayuki_annx) June 26, 2023

役者として誠実な仕事をしている二人からは、嘘をついたり変に言葉を濁したりしたくないという、真っ直ぐな気持ちが伝わってきた。報道について触れ、無事に公開に至った喜びと合わせて、冒頭の数分で語っている。役者・山田裕貴の実直な態度が感じられる回となった。 時に真面目に、時にあっけらかんと、その瞬間の混じり気ない感情を伝えてくれるラジオを聞いていると、よりドラマや映画で見る山田の演技に深さと厚みを見出せるから不思議だ。その両方を味わっていると、気づいたら山田裕貴の魅力にとりつかれ、“底なし沼”に片足を突っ込んでいる事態に気づくだろう。 ＜文／北村有＞