高学歴イケメン俳優3人の“飾らない魅力”。慶応大学、明治大学卒など
見た目がイケていて、高学歴な俳優なら結構たくさんいる。
でも単にそれだけでは、“高学歴イケメン俳優”とは呼ぶことができないのではないかと思うのだ。
「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、真の高学歴イケメンにふさわしい3人の俳優、向井理、山下智久、岩田剛典について解説する。
イケメンには、ふたつの“面”がある。内面と外面(外見)。だから顔(面)も顔以外の要素もイケてないとイケメンではない(性格イケメンなだけでもイケメンではない)。
イケメンである条件をクリアするには意外と難しいのだ。見た目も性格も過不足なくバランスが取れたイケメンというと、誰だろうか。しかもスマートで教養がある人。この条件が三拍子揃うイケメン俳優とは……。
すこし短絡的な発想だけれど、高学歴イケメンはどうだろう。学生時代に学問に勤しみ、高い教養を得た彼らなら、きっと理想的な人物がいそうだ(ただし、偏差値と教養は必ずしも比例しない)。
内面も外面もイケてる高学歴イケ“面”俳優探索へ。
筆者がまず気になったのは、向井理だ。天は二物を与えることがあるんだなと思った。向井は明治大学農学部出身。専攻は遺伝子工学。「国際動物遺伝学会議」が日本で開催されたとき、向井のチームが「ベストポスターアワード」を受賞している。
権威ある賞の受賞から考えて、その道の優秀な研究者だったことは間違いないだろう。なのに彼は研究者にはならなかった。なぜか。2011年1月4日に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でのトークが参考になる。
MC黒柳徹子をして「あんまり芸能人の人にはいないような」と言わしめたその経歴。終始ボソボソ話す向井は、受賞についても「たまたま」だったと語る。謙遜どころではないオフビートな調子。
いやぁ、すごい。真の教養、インテリジェンスとは、見せつけるものでなく、こうした飾らない態度にこそにじむものなのか。