そしてもうひとり、高学歴と教養を備えた俳優として外せないのが、「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」（以下、「三代目JSB」）のパフォーマー・岩田剛典だ。
慶應義塾大学法学部出身の岩田は、猛勉強の末に中学から慶應に通う筋金入りの慶應ボーイ。
ミスターコン出場経験もあるから、キャンパス内ではかなりのモテスタイルだったのかと想像すれば、それが全然違うのだ。
ガングロな岩ちゃんの当時は、ストリートスタイル。日々、練習に打ち込み、実力を開花させていたKRUMP（ストリートダンスの種類）の才能を高く買われることになる。
目をつけたのは、現在の三代目JSBリーダー・Naokiだった。デビューオーディションに誘われた岩田の返答から、ほんとうに飾らない人物像が浮き彫りになる。
「こうして声をかけていただいたことは、ありがたいです。ただ、就職の内定をもらっている身で、今ここで返事はできません。お時間をいただいても良いですか？」
岩田の正直な態度にNaokiは強い興味を持つ。こうして我らが岩ちゃんは三代目JSBパフォーマーとして2010年11月10日、1stシングル「Best Firiends’s Girl」でデビューする。
『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』（2016年）で映画主演デビューを果たして以来、巨匠監督たちの下で俳優の才能も磨き上げた。
非の打ち所がない完璧さ。筆者が岩田にインタビューをしたときにもただならぬ品格の持ち主だと思った。
コロナ禍では油絵の腕前を見せ、教養人としても申し分ない。ダンス、演技、美術と芸術を自由に横断する岩田剛典は、まさに外見も中身もイケメンな人だろう。
＜文／加賀谷健＞
加賀谷健
コラムニスト / アジア映画配給・宣伝プロデューサー / クラシック音楽監修「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X：
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