――さんまさんからの手紙には何が書いてあったのでしょうか。
「『そのままでいてくれ』『佳奈子の笑顔が幸福を呼ぶから』と。そして締めに『人生笑ったもんがち』という言葉が添えられていました。その頃の私、気が付いたら笑わなくなってたんですよ。だから、そのタイミングで手紙が出てきたことがすごく運命的に感じたんですよね」

「あっぱれさんま大先生 キャンパスソング集~笑顔の季節」ポニーキャニオン
――笑えなくなった佳奈子さんへの、時を越えたさんまさんからのメッセージ。
「それから意識して毎日笑うことを心掛けたんです。そしたらバイトのシフトにいっぱい入れてもらえるようになったり、周りの人たちにも『歯が全部ないから笑わないのかと思ってた』と言われたりもして(笑)。
実は大阪ではずっと自分の素性を隠していたのですが、黙ってなきゃいけない理由なんてないとも気付いて、バイト先のInstagramで自分の話を書いてみることにしたんです。『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したのは、そのインスタ投稿がきっかけでした」
――手紙が見つかったのを機に、一気に佳奈子さんの人生がまわり始めたような。
「そうなんです。何があるのかわからないものだと実感しました。さんまさんのたったひと言で意識が変わっただけで、こんなにも私は変わった。本当に人生って面白いですよね」
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※この記事は女子SPA!とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
【中武佳奈子】
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@kanakonakatake
<文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:
@kyan__tama