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買い物を頼むと“手間賃”を要求してくる夫。ケチすぎるのか、モラハラか…

買い出しを頼んだだけで夫が「手間賃」を要求!

喧嘩する男女 ところが、啓治さんは「え? 手間賃は?」と苛立った様子を見せたのです。 「仕事帰りに、わざわざスーパーによるのって面倒なんだよね。ガソリン代も無駄にかかるわけだし。買い忘れたのは綾子の責任だから、カレールーと手間賃を綾子の財布から払うべきだと思うんだけど」と憤る、啓治さん。そんな夫を見て彩子さんは、なんてお金に細かい人なんだろう……と幻滅しました。 「仕方ないので、自分の財布から手間賃を数百円乗せた、カレールー代を渡しました。そしたら、夫は納得して機嫌が戻ったのですが、毎回こんな風に怒られて手間賃を要求されるのは、たまらないなと感じました」

「買い忘れないようにしなければ…」プレッシャーが苦しい

 夫に手間賃を払わなくてもいいように、買い忘れをしないようにしよう。カレールーの一件以来、綾子さんはそう思うようになりました。すると、買い物時、自身に変化が。買い忘れたものがないか、何度も気になるようになってしまったのです。 「買い物かごを見て、今日はなんだか食材が少ないと思うと、もしかしたら買い忘れたものがあるかもしれないから、どんな料理にでも使える豚肉を予備として買っていこうと思ったこともありました。事前に、スマホに打ち込んだ買い出しメモは何回も見てしまいます」  あまりの息苦しさから、一度、啓治さんに「一緒に買い物に来てほしい。買い忘れがないか、ふたりでチェックして買いたい」と相談したものの、「俺、スーパー苦手だから」というよく分からない理由で却下されたしまったそう。  綾子さんは今も、買い忘れないようにしなければというプレッシャーをひとり闘いながら、スーパーへ向かう日々を送っています。  人は時にはミスを犯すこともありますが、家族とはそれを補い合い、支え合える関係でいたいもの。そんな当たり前の事実に啓治さんが気づき、綾子さんの心がラクになる日が来てほしいものです。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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