「男性は若い女性を好みがち」という事実をまず認める
「先日、結婚相談所が開催する婚活パーティーの会場に行ったんですが、20代の若くてかわいい女性がたくさんいてびっくりしました。男性は私と同年代かそれ以上の年齢の方ばかりだったんですが、
やっぱり若い女性が人気で、とてもみじめな気分になりました。今は若いうちから婚活をしっかりやっている女性も多くて、正直勝ち目がないんじゃないかと思ってしまって……。こんな調子では自己肯定感が下がる一方です。もうやってられませんよ」と、若い女性に対する劣等感も感じられました。

男性が若い女性を選ぶ傾向は、統計上のデータからも明らかになっており、これは抗いようのない事実です。そこで芽衣さんには、
これは婚活の現実として受け止めた方が賢明かもしれないとお伝えしました。
そのうえで、年下女性にはないと思われる芽衣さんの強みを洗い出しました。また、年齢層の高い男性から申し込みがあるということだったので、彼らならではの魅力を一緒に考えました。たとえば、年齢が高い男性は、平均して同年代や年下の男性よりも年収が高く、包容力もあります。
そして、芽衣さんが結婚する男性に求めることもリストアップして、改めて確認しました。それらをもとにして、
自分の中で男性に対する許容範囲を決めて活動するようにアドバイスしました。

ご相談から3ヶ月ほど経って、最近また彼女と会話したところ、今は9歳年上の中小企業の社長さんとお付き合いをしていると報告してくれました。「最初にご相談した時に、年上男性の魅力や、自分が結婚相手に何を求めているかを一緒に洗い出してくださったことで、自分の中で婚活をする上での“軸”が生まれました。
今は年上男性の魅力を日々実感していて、あの頃は気づかなかったことがたくさんあります」と笑顔で話してくれました。