
その後、結婚4年目で長男が誕生します。
「息子が誕生して初めての帰省の時、息子は生後3ヶ月。ようやく首が据わって、私も少しずつ動き始めた頃でした。長男の誕生を、義両親はとても喜んでくれて抱っこしたりあやしたりしてくれて……、ほっとしたのを覚えています」
ところが、初孫を抱きながら義母が真里さんに言ったのは「真里さん、そろそろ時間よ」でした。義母は真里さんに、犬の散歩の時間を伝えたそう。
「妊婦での帰省の時も、1日3回の犬の散歩は行っていました。『いい運動になるからね』と義母には言われていたんです。そして、出産して3ヶ月の帰省でも『そろそろ動かなくちゃね、いい運動になるからね』と義母に言われました」
これまで義母に気に入られたくてなんでもやってきた真里さんでしたが、産後初めての帰省で犬の散歩をするのはつらかったといいます。
「息子が2歳になると、帰省中の犬の散歩は私と息子が一緒に行くことになりました。息子は外が好きなので、喜んでついてきます。ただ、犬3匹と息子を連れて行くとなると結構大変なんですよね」
イヤイヤ期ですぐに座り込む息子をあやしながら、犬3匹のリードを握っている真里さんは犬たちの安全も見ないといけません。そこで、犬を1匹ずつ散歩に連れて行こうと実家に戻ったそうです。