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「結婚しないの?」という親に、怒りを爆発させた女性。35歳になって気づいた“大きなカン違い”

人と繋がる手段が、結婚以外に思い浮かばない

新型コロナに感染し、一人で寝込んでいる時に、20代の頃との体力の差を感じました。このまま死んでも誰からも発見されないんだと、孤独死が頭によぎったそうです。これまで気が付かなかった“一人”のデメリットを考え始めました。 結婚式寝込んでいる間に、様々なことが頭に浮かびます。20代の頃はいろいろあった「お誘い」はすっかり減って、これから友人が新たに増える機会もあまりない。そんなことにも気が付きます。 「結婚したいわけじゃないけど、30代だと結婚しか、人と親しい繋がりを持つ手段が思いつかない。だからマッチングアプリを始めました」という未沙さん。でも、あまりうまくいっていないのです。

「なんで○○なの?」の質問を「バカにされた」と思う“歪み”

未沙さんはある男性とデートをして「バカにされたことがあった」といいます。彼女は学生時代にブラスバンドをやっていました。プロフィールに趣味はクラシックと書いていたら、男性に「クラシックってよく分からない。なんでクラシックが好きなの?」と言われました。それを「バカにされた」と思っているのです。 私は未沙さんとやりとりして、彼女に「認知の歪み」を自覚してもらう必要性を感じました。 クラシック音楽「それって『なんでクラシックなんか』みたいな文脈じゃなく、単純な疑問文で文字通り『なぜクラシックが好きなの?』という意味だったんじゃないの?」 「そうなんですかね」 「その男性にはもう確認しようがないけど、お母さんの『結婚しないの?』だって、結婚の圧力をかけたわけじゃなく、ただの確認のつもりだったかもしれないよ」 「それは思わなかったです。否定されたって思ってました」
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プロフィールに「結婚は考えていない」の謎
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