「バカにされた」「否定された」と極端に受け取りがちな傾向のある未沙さん。
婚活のプロフィールを見ても、だいぶ拗(こじ)らせていました。
マッチングアプリの「結婚」に関しての項目には「結婚は考えていない」と書いています。

「これだとヤリモク(体目当ての人)ばっかり寄ってくるんじゃない?」
「でも、
別に絶対結婚したいわけじゃないし」
「絶対結婚したいわけじゃなくても、相手の男性はいろんな女性がいる中で比較検討するわけだし。『いい人がいれば結婚したい』『相手と話し合って考えたい』って項目もあるから、
わざわざ会う前にマイナスになることを書かなくてもいいよ。マッチングアプリで結婚できる人なんて、ユーザーの中で1割以下なんですよ。プロポーズされてから相手と結婚するかどうか諸条件を話し合っていけばいいんです。
誰からもアプローチされていないのにディフェンスだけしてるよ」
そんな未沙さん、プロフィール写真の差し替えもすんなりとはいきません。「写真ってプロに撮ってもらったら、ガチすぎてものすごく結婚したい人に見えませんか?」と言うのです。
後日、未沙さんは母親に「結婚しないの?」と言った時の理由を聞いてみたそうです。すると「彼氏がいる様子もずっとなかったし、怒ってたから、もしかしたら未沙は女性が好きなのかなと思った」と言われたそうです。
「
別に結婚しないのはダメというつもりはなかったそうです。親は私がLGBTだと思っていたみたいでした。話さないと分からないものですね」
結婚して少し疎遠になっていた友人にも久しぶりに連絡して、食事をしてみたという未沙さん。そこで婚活していることを伝えたら「応援するよ。結婚はいいよ!」と言われたそうです。「昔は一人がいいって言ってたじゃん」と言うと「一人もいいし結婚もいいよ」と返されたとか。
「衝撃だった。一人がいいと言ってたからイコール結婚しないんだと思っていたけど、
どっちもいいって考え方があるんですね。私は、極端に受け取りすぎていたみたいです」
裏切られた、批判されたと受け取りがちな思考の癖に気が付いて、人間関係を構築していってほしいと願います。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt