Entertainment
Human

フジテレビ秋元優里、人気アナが異動して知った現実「社内手続きは初めてのことばかりで…」

アナウンサー時代は「瞬発的」な集中力が求められた

「わたしのための、BIDISH。」記者発表会に登壇した秋元さん

「わたしのための、BIDISH。」記者発表会に登壇した秋元さん

――視聴者側からすると、アナウンサーとバックオフィスでは何が違うのかが気になります。 秋元:アナウンサー時代は生放送の報道番組が中心だったので、瞬発的に集中することが多かったんです。まるでシャトルランをしているような、一気にアドレナリンが湧き出る職場だったのだと現在の部署に異動してから気が付きました。 今は、日中で瞬発的に集中するのではなく、じっくり考えながら仕事しています。1~2秒の判断に追われるのではなく、長時間考えて「いい結論を出そう」と思っています。 ――報道の前線にいましたし、アナウンサー時代の緊張はかなりのものだったのではないかと思います。 秋元:例えば、災害時の緊急対応などがありました。今はデジタル化が進んでいてアナウンサーの手元にタブレットで情報が届くようですが、東日本大震災のときはまだまだ紙ベースでしたので、情報がなかなか届かない。、限られた情報をもとにカメラ前で伝えなければいけない状況もありました。

異動後に初めて社内の事務手続きを経験

――アナウンサー時代と比べて、職場環境にも変化が? 秋元:いろいろとあります。異動後に初めて、社内の事務手続きを学んだんです。アナウンサーは上長に「印鑑を押してください」と願う場面がなく、いわゆる会社員としてイメージされる手続きをほぼ経験してこなかったんですね。 経費精算も基本的には経験しないので、異動した当初は初歩的な事務手続きも教えていただきながらで、同じ社内でありながら文化の違いを感じていました。 ――異動後は、新たなやりがいも生まれたのかと思います。 秋元:直近では、契約を担当したタイ版の『リッチマン、プアウーマン』が完成して、現地で放映されたうれしさもありました。アナウンサー時代も番組には関わっていましたけど、常に自分との戦いだったんですよね。今はチームの一員のような感覚で、海外にフジテレビの番組を広められる達成感、面白さを味わっています。
次のページ 
“理想の母親像”に苦しめられていた時期も
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ