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永山瑛太、20年ぶりに共演した48歳俳優を絶賛「お互いあっという間にこんなとこまで来てたんだな…」

家では父親だけど“絶対的な大黒柱”という感じではない

永山瑛太さん――大石内蔵助は家臣をまとめるリーダー的な存在ですが、ご自身はどういうタイプでしょうか? 永山:僕は俳優部に属しているので、リーダーという感覚にはならないんですよね。家の中では父親ですが、共働きなので僕は絶対的な家の大黒柱という感じでもないです。子どもは子どもでしっかりと意見を持っていて、子どもの意見でいろいろと変わることもあります。ピラミッドみたいな組織の図を考えがちですが、今の世の中はよりフラットで、上も下もなくなってきているんじゃないでしょうか。みんな個で存在しているような気がします。 僕自身、今まで偉い方にあまり出会う機会が少なかったのもあるかもしれません。アルバイトでスーパーの品出しをやっていたときも、店長さんに会ったことはなかったですし。大型スーパーだったので、バイトの面接で「ハイ!」と採用の方に返事しただけで、その方としか会っていません(笑)。 ――リーダーと無縁だったということ? 永山:事務所にいたときは、社長がいらっしゃいましたね。 ――20年間所属していた事務所を2021年3月に円満退社されて3年ほど経ちます。現在の個人事務所では、リーダー的な存在なのではないでしょうか? 永山:僕は会社を経営しています、という立ち位置ではなく、信頼している方にお任せをしていて、大きく変わったことはそこまでないんです。仕事に集中できる環境であればいいなと頼らせていただいています。

流されないようにする、受け入れたくないものは受け流す

永山瑛太さん――では、日々仕事をする上で大切にしていることはありますか? 永山:切り替えですかね。とあるシーンで、どういうアプローチをしようかと自分が準備していたとしても、監督の演出が違っていたら、そこで気持ちを切り替えないといけない。仕事をしてるともちろん、みんながみんな同じ感覚ではないですから。 なので、流されないようにする、受け入れたくないものはすぐに受け流す。この切り替えのスピードがけっこう大事だなと思います。 ――今作のみならず出演作が途切れず続いていてお仕事は順調だと思いますが、その一方でご自身が思う今の課題や、克服したいこと、気にしてることはありますか? 永山:昨日、ちょうどひとつの作品が終わったので、今は次の作品の役のことを考えたりしていますね。そして、家に帰ったら父親に切り替わっています。 課題は、やはり健康でしょうか。体が健康であれば、精神的に思いっ切り崩れたり、周りのことで影響を受けたりするのを減らせる気がするんですよね。ネガティブなニュースなどでいやな気持ちになったりもしますが、基本的には最低限のことを捉えていけばよくて、深掘りしないことも大事だなと思います。
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時代劇だけど、意外とライトに楽しめる作品
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