NHK大河『光る君へ』むごい最期にSNS騒然、まひろと道長を繋ぐ“死”の真相
「いやだ、いやだ、こんなことがあっていいのか」第9回を鑑賞して、そう口に出さずにはいられない。
直秀が死んだ。なぜ、彼は死なねばならなかったのか。
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盗賊だということが発覚した直秀(毎熊克哉)ら散楽の面々。
道長(柄本佑)は検非違使に直秀らを引き渡すように武者たちに言う。が、道長は明らかに大きなショックを受けていた。
それは直秀が盗賊だったからか、自分に嘘をついていたからか、両方か。しかし、信じる者が少ない道長にとってもはや直秀は大切な人間だ。できれば直秀を助けたい、という気持ちが強い。家族よりも盗賊である直秀を信用しているというのがある種、彼の切なさを感じる。
一方、まひろ(吉高由里子)は数日後にこの事実を知る。
倫子(黒木華)たちとの集いの帰りに直秀たちの隠れ家を訪れたが、その姿はない。代わりに、放免たちがやってきて、盗品などがないかと探す。驚いたまひろは、放免たちを止めようとするが、盗賊の仲間と間違えられて縄をかけられてしまう。
そのまま、獄に連れてこられるが、道長が居合わせたおかげで難を逃れる。道長が自分の知り合いだと言って解放させたのだ。
直秀が盗賊だと知ったまひろは、やはり少なからず衝撃を受けるが、それよりも直秀の身を案じる。道長とまひろの想いは一致していた。直秀が無事なら良い、と。
直秀たちは流罪が決まった。
出立の日時を知った道長はまひろに文を出し、「別れを告げるなら共に参ろう」と誘う。
しかし、聞いていた時間に獄へ行くと、直秀たちの姿はすでにない。鳥辺野に連れていかれたと知った道長は顔色を変える。
鳥辺野は平安京の三大葬地のひとつ。
日本では火葬が一般的だが、当時、火葬されるのは貴族のみで風葬が一般的だったという。直秀の身の危険を察した道長とまひろは急いで鳥辺野に向かうが、遅かった。そこには、直秀を始めとした散楽の者たちの変わり果てた姿が。そしてそこに群がる烏たち。
道長とまひろは呆然とした表情を浮かべる。
捕縛された直秀の行方


変わり果てた直秀の姿

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