
しゃぶ葉自慢のカレーに肉を浸して食べてみたら……
店内のサラダバーにはロメインレタスとサラダ菜があり、「しゃぶギョプサル」という食べ方を紹介しています。
つまり、しゃぶしゃぶ肉を使ったおいしい食べ方を発見できることもたのしい食体験に。私はお店自慢のカレー(サラサラとした肉の旨味が効いた和風カレー)に肉を浸して食べるのが気に入っています。
さらにスイーツコーナーも充実していて、ソフトクリームやワッフル、かき氷などを自分で手作りできるのもワクワクポイントに。隣のテーブルの女子大生に教えてもらい、レインボーソフトクリームを作ってみました。

スイーツコーナーも充実、アレンジを自由に楽しめる

しゃぶ葉のほぼ全店舗に導入されているネコ型配膳ロボット「BellaBot」
店内をスマートに動き回るのが、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」。実はこのロボットが店内の雰囲気向上に大きく貢献しています。
子どもから高齢者までがかわいい、楽しい、新しいと高評価で、料理配膳が大幅軽減される従業員にもサービス対応の余裕が生まれます。
しゃぶ葉でのロボット導入は、しゃぶしゃぶというシンプルな料理配膳と、食べ放題という特性(従業員に関与され過ぎず自由に食べたい)をバランスよく実現できる成功事例と言えるでしょう。
ちなみに誕生日祝いとして事前予約すると、「ハッピーバースデイ」の音楽を流しながらケーキを運んでくれるサービスまであり、これが新しいスタイルのおもてなしとして人気を集めています。
このように、しゃぶ葉は圧倒的な低価格と品質バランス、楽しいサービスやしかけ作りを実践しています。今後はファンコミュニティによって顧客満足度をますます向上することを目指しているそうで、新たな取り組みに注目していきたいところです。
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>