Lifestyle

“憧れのアウトドア体験”が最悪な思い出に…「キャンプはもうコリゴリ」と振り返る意外なワケ

大量に死にいく姿…

「今までは普通のホテルなど室内でしか泊ったことがないので気づきませんでした、よく見るとコンビニや宿泊施設などにも大きな電撃殺虫器が備えられており、やはり大量の大きな「ガ」がバチバチと突撃していました。盲点でした」 その日は一歩も外に出ず、翌朝。快晴で気持ちの良い青空の下で子どもとトンボを追いかけたりして遊び、楽しい1日を過ごしました。コテージの脇にバーベキューコンロが備え付けられており、バーベキューをしようと話していましたが、あの「ガ」のことを思うとどうにも気持ちが向かず、河村さんも夫もバーベキューの買い出しについて話題にしなかったのだそう。

インドアが加速

「なんか、壁につぶされたガなどを見てしまったので、その近くでバーベキューする気がなくなってしまって。昼間ならガの登場はなさそうですが、虫はたくさんいるし、なんだか億劫になってしまって、結局近所のスーパーでお惣菜を買い、部屋の中でご飯を食べました。インドア家族だと、こうなっちゃうんですね(笑)」 特大のガの大群におののいて、キャンプ場のコテージに泊ったもののアウトドアらしさを楽しめずに終わった河村さんですが、振り返ってこう言います。 「キャンプはもうこりごりです。バーベキューという響きに憧れがありましたが、よく考えたら旅行に来てまでわざわざ洗い物とか料理をしたくないなぁって気づきました。『ガ』のおかげで、家事をしなくて済んだのでよかったといえば良かったです」 やはりアウトドアには向き不向きがあるのかもしれませんね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/塩辛いか乃 イラスト/魚田コットン>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako 連載「乳がんドタバタ日記」Kindleで発売中!
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ