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“憧れのアウトドア体験”が最悪な思い出に…「キャンプはもうコリゴリ」と振り返る意外なワケ

ソロキャンプを楽しむ若い女性

写真はイメージです(以下同じ)

コロナ禍以降大ブームとなったキャンプやアウトドア。 今ではキャンプだけでなく、グランピングなどの施設も多数オープンしています。 植田さおりさん(仮名・45歳)は、毎年夏休み、夫の実家がある北海道に帰省します。そのついでに家族旅行も組み込んで、毎年北海道のさまざまな場所でレジャーを楽しんでいました。

猛暑の中コテージへ

「最近は北海道も30度を超える日が増えて暑いですが、それでも関東に比べればカラッとして過ごしやすいです。わが家はアウトドアをするタイプではないのですが、広々とした北海道にはいくつものキャンプ施設やコテージがあり、一度くらいはやってみようと、実家から少し離れたキャンプ場のコテージに泊まってみることにしました」 訪れた北海道は快晴。気持ちよい天気で絶好のキャンプ日和です。2泊の予定でしたが、初日は移動で到着が遅くなるので夕食を食べてからコテージへ向かいました。 「以前そのキャンプ場を通ったことがあり、シルバニアファミリーのような三角屋根の外観が素敵だなと思っていたコテージだったので、ワクワクしていました。わが家はマンションなので、2階建てのおうちに憧れがあったんです。しかも北海道の田舎にあるキャンプ場で宿泊料も格安。到着したときはテンションマックスでした」

バチっという音に嫌な予感

ですが鍵をもらい、ドアの前に立つと異変に気付きます。 「バチッ、バチッと、大きな音がするので何事かと思って音のなる場所を探すと、コテージの横に大きな電撃殺虫器がつけられていました。紫の光に何か大きなものが突撃していくのですが、よく見ると大きな『ガ』でした。そしてドアの周りにも、挟まれてしまったガの残骸がいっぱい。思わず『ウエっ』となってしまいました」 特大の「ガ」の大群を見て驚いたしまった河村さん一家。 大きなガがコテージ内に入らないよう、一瞬でドアを開け、一瞬で閉めて閉じこもり、その日は外に出られなかったそうです。 北海道は気候が違うため、セミは少ないのですが、そのぶん「ガ」が大量にいるのです。ガは夜行性なので、暗くなってから草原の中に建つコテージについた河村さんたちは恐ろしいものを目撃してしまったのです。
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