英サッカー界のスーパースターだったデビッドとトップアイドルだったヴィクトリアの出会いは1997年。約1年の交際を経て1998年に婚約し、1999年に結婚式を挙げる数か月前に長男ブルックリンが誕生した。その後、次男ロメオ、三男クルス、末娘ハーパーも生まれ、4人の子供に恵まれた。
数々の有名ブランドと契約を結んで現役時代よりも稼いでいるデビッド、ファッションデザイナーとして大成功をおさめているヴィクトリア、大富豪の娘と結婚した長男ブルックリン、サッカー選手として活動しながらモデルとしても活躍中の次男ロメオなど、ベッカム家のブランド力は絶大。一家の総資産は900億円を超えており、2015年にはなんと当時のエリザベス女王を抜き、「英王室よりも裕福」と大きな話題に。
“リッチでハッピー”な家族として羨望を集める一家だが、そんなイメージを揺るがす暴露本がこのたび出版された。
「息の根を止める339ページ」に書かれていた衝撃事実
現地時間6月20日、ベッカム夫妻の真の姿に迫る本『The House of Beckham: Money, Sex and Power』がイギリスで発売された。書いたのは、ジャーナリストでベストセラー作家のトム・バウアー。かつて英公共放送BBCで調査報道に携わり、政界や王室、スポーツ界の暴露本も多く手掛けた人物だ。

ベッカム夫妻の真の姿に迫る暴露本『The House of Beckham: Money, Sex and Power』
※画像はAmazonより
「爆弾投下」「息の根を止める339ページ」などと評されるほど、過酷な内容だといわれている本書。世間が抱いているイメージとは全く異なる夫婦の素顔に迫っているという。たとえば、わが子にケタ違いのプレゼントをすることで有名なベッカム夫妻だが、実はお金への執着がすさまじく、飲食店でチップを出し渋るほどのケチと暴露。
またデビッド本人が否定している女性問題にも斬り込み、不倫を公にしたアシスタントを含め、5人の女性との関係に言及している。夫の浮気性に苦悶する妻ヴィクトリアの姿も克明に描かれており、初めて不倫が報じられた際には「彼の顔をパンチした」、「スキャンダルが原因で精神的に不安定になり、ヘビースモーカーになった」とも。
すっかり不仲になってしまった2人は、「めったに話すこともなく、よそよそしくなった」ものの、「“ベッカムブランド”を守るために団結し、“幸せな家族像”を壊さないように結婚生活を続けている」と著者は私見をつづっている。
いわば「ビジネスで成り立っている仮面夫婦」と告発されてしまったベッカム夫妻。ただバウアーは、テレビ番組のインタビューで「離婚はせず、このままの関係を続けていくだろう」と述べ、家族の繁栄のために夫婦が協力していくとの見方を示したという。
この本により巷では「幸せそうに見えるけどフェイクだったんだ……」と衝撃が広がったが、そんななかでも、懐かしのウエディングルックを再披露し、円満をアピールしたベッカム家。今月10日の末娘ハーパーの誕生日にも、家族仲良くお祝いする様子を発信している。
これからも「幸せそうなベッカムファミリー」をたびたび見ることになりそうだ。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>