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目黒蓮も主人公も逆境を乗り越えてほしい『海のはじまり』実父にだけ吐き出した“つらさ”とは

「こわいですねえ」と言う津野がこわい

そこには「夏くんの恋人へ」と書かれた一通が入っていた。手紙を渡された弥生は、津野(池松壮亮)に頼る。「こわいですねえ」と言う津野がこわい。なぜなら「恋人へってやつ」と津野は手紙の存在を知っていたから。 でも津野に頼る弥生もなんだかなあという気もしないでない。津野くんって誰にでも利用されてしまう人なのだなあ。 語らう津野と弥生の座る距離がまた絶妙な離れ具合であった。 「本音言えなくなってます」と夏のしんどさに弥生は気づいている。彼女がどんなに夏を好きでも、自身がまとう優しさと悲しさと生きづらさが夏の本音を封鎖してしまっているのだ。
(C)フジテレビ

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やさしくて悲しい人たちの前で夏が壊れてしまうときが来てしまわないかやっぱり心配だけれど、そこを乗り越えるのがこのドラマの真骨頂なのではないだろうか。 目黒蓮が体調を崩して、1週、本編の放送が延期になった。逆境を乗り越えてほしい。 【Amazonで予約受付中!】⇒『海のはじまりシナリオブック完全版』の詳細はこちら <文/木俣冬>
木俣冬
フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami
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目黒蓮主演!フジテレビ系月曜9時放送のドラマ『海のはじまり』。

第1話の放送後8日間でのTVer配信数が『silent』を超えて歴代最多! 見逃し配信の累計再生数が3400万回突破(※2024年8月18日時点) ドラマタイトルがX世界トレンド1位も獲得!(フジテレビ調べ) 大反響、感動の声が続々!

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