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松本潤が大河ドラマ後に“演劇界の巨匠”の舞台へ出た必然。18年前の演劇出演時と変わらないものとは

カーテンコールで松本は野田秀樹を

さて、今回の舞台でもうひとつ印象的だったのは、カーテンコール。松本は彼目当てに来た観客たちに作、演出、出演と八面六臂の大活躍をした野田秀樹を紹介するような仕草をしてみせる。僕の大好きな野田秀樹さんです、本当の主役は野田さんなんです、というように。 それがなんともいい感じだった。だって、例えば、野田秀樹のスローモーションの動きは、出演者たちの誰よりも身体に負荷をかけて見えて年季の違いを感じさせるのである。 <文/木俣冬>
木俣冬
フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami
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