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朝ドラ3作品出演の30歳女優、『ひよっこ』オーディションに落ちたけれどデビューできたワケ

朝ドラ『ひよっこ』でオーディションには落ちたけれど

藤間爽子さん――続けて藤間さんご自身について教えてください。日本舞踊紫派藤間流の家元でもありますけれど、このところ、女優業が引っ張りだこです。そしてその女優としてのデビューは連続テレビ小説『ひよっこ』です。 藤間:そうか、『ひよっこ』がデビューになりますかね。友達役のオーディションがあって、参加したんですけど、落ちてしまって。それで白石加代子さんの若い時の役で少し出させていただいたんです。でもセリフもないし、ただの回想で、元芸者で踊れるということを見せたいからと。デビューといっていいのかどうか。 ――とはいえ、反響は。 藤間:すごかったです。朝ドラってやっぱりすごいんですよね。特にうちのお弟子さんは、朝ドラを欠かさず見てらっしゃる方が多くて。出るとも伝えていなかったので、みんなビックリしてました。普通に見てたら、名前が出て来てビックリしたと(笑)。

元々はなかった『ブギウギ』のお座敷シーン

――そして『ちむどんどん』。 藤間:初めてセリフのある役でお芝居をさせていただいて、『ブギウギ』でお芝居も踊りも両方できました。 藤間爽子さん――私は日本舞踊を観るほうも全くの素人ですが、『ブギウギ』で藤間さんがお座敷のシーンで登場した瞬間に、「本物は違う!」としびれました。 藤間:嬉しいです。元々ああいったシーンは作る予定はなかったけれど、作ってくださったみたいなんです。ありがたいですよね。 『ブギウギ』は大阪局で制作されていて、主演の趣里さんはずっと大阪にいましたが、私はちょこちょこ通いでした。子どものときから後半になって顔つきがどんどん変わっていくのが、すごいなと思ってました。
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『ブギウギ』スズ子との再会シーンで趣里からの提案が
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