『ばけばけ』髙石あかりは土屋太鳳、趣里に続くか? オーディション出身「朝ドラヒロイン」のその後
2025年下半期NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに、髙石あかりさんがオーディションで選ばれました。2,892人の中からヒロインの座を勝ち取ったそうです。
髙石さんは映画『ベイビーわるきゅーれ』や、昨年放送されたドラマ『わたしの一番最悪なともだち』(NHK)でもW主演を務めるなど、注目されつつある新進女性俳優ですが、世間的にはまだまだ無名なフレッシュな存在です。朝ドラ主演を足掛かりに、さらなるステップアップが期待されます。
NHK朝の連続テレビ小説・通称「朝ドラ」は、新人女性俳優の登竜門として知られています。大竹しのぶさんや山口智子さんなどの大物女優も、新人時代にオーディションを経て朝ドラヒロインの道を辿って来ました。昨今は実績と人気のある若手女優がキャスティングでヒロインに抜擢されるケースも多くなりましたが、やはり朝の爽やかな時間だからこそ、フレッシュな新人の笑顔で癒されたいもの。
最初はつたなくとも、回を追うごとに成長していく姿を見守る楽しみもあります。朝ドラヒロインで知名度や人気を獲得し、さらなる活躍をしていった女優さんは数知れず…。今回は近年の朝ドラでオーディションを経て選ばれたヒロインのその後の活躍をいくつかみてみましょう。
2013年の『あまちゃん』で1,953名の応募者の中からヒロイン・天野アキ役を射止めたのは当時19歳の能年玲奈さん。
『あまちゃん』は2013年の新語・流行語大賞の年間大賞を受賞するなど、大ブームを巻き起こしました。出演後は、映画『ホットロード』や『海月姫』で主演を務め、順調な活躍を見せていたものの、所属していた事務所との間で独立トラブルが起こった末に事務所を離れ、16年に現芸名・のんに改名しました。
しばらくは仕事がない状態か続きましたが、映画『この世界の片隅に』の声優で評価を得て第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞。その後も出演本数は目立った数ではないものの、映画『さかなのこ』で第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、地道に活動を続けています。
しばらく見ない時期があったせいなのか、いまだ見るたびに新鮮な印象を与えてくれるのんさん。露出が限られていた分、希少性や伝説的な存在感があります。地上波ドラマ復帰が待ち望まれますね。
石川県輪島などを舞台にした2015年の『まれ』のヒロインは2,020人の中から選ばれた土屋太鳳さん。2014年の『花子とアン』にも出演し、撮影中に『まれ』のオーディションを受けていたということはお馴染みのエピソードです。
『まれ』は朝ドラの中でも他に比べ、話題になることは少ない作品でしたが、土屋さんはその後、胸キュン系映画の数々や、バラエティ『ぐるナイ』(日本テレビ系)のコーナー・ゴチになります!のレギュラー、ドラマでも主演・助演に関わらず途切れなく活躍しています。
出し惜しみしない事務所と体育大学出身の彼女のタフさがあいまって、今に至る確固たる地位が築かれたのでしょう。今年は『Shrink-精神科医ヨワイ』(NHK)や『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)にも出演。2023年に結婚と出産を経験した彼女ですが、産後とは思えぬパワフルな活動を見せています。
キャスティング主流のなか、オーディションで選ばれたヒロイン
能年玲奈(のん):事務所トラブルで改名も実力派として邁進中
土屋太鳳:バラエティから硬派なドラマまでパワフルに出演
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