ちなみに、恋愛や結婚は自衛官同士というケースも多いとのこと。仕事への理解が得やすいほか、国防という同じ志を持っていたり、過酷な訓練などを通じて相手の本質が見えたりすることで、居心地のいい相手を見つけやすいようです。
男性比率の高い自衛隊、女性自衛官はモテるらしいですよ。一方で、別れた後が気まずそうだから基地内では恋愛したくないという女性自衛官の方や、猛アタックの末に20代前半で職場結婚をしたという女性自衛官の方もいらっしゃいました。
参加前は自衛官にちょっぴり怖そうな印象もありましたが、どの方もとてもフレンドリーで人間味があり、笑いと興奮に包まれた2日間となりました。一方で、規律正しい生活を体験し、自衛官の方々の熱い思いにも触れたことで、頭が下がる思いでもあります。

那覇基地からの夕焼け
自衛隊への受け止め方は人それぞれかと思いますが、今回『女性のための自衛官体験』に参加したことで、「知る」ことの大切さを改めて実感したというのが率直な思いです。
世界ではいまなお戦争があり、日本においても自然災害のリスクが高まっている今日、私たちが平和に安全に暮らしていくためにはどうすればいいのか。何が必要で何が不要なのか。そして変哲もない毎日があたりまえに繰り返される幸せ……。

資料で任務内容をわかりやすく解説してくれました
軽い気持ちで申し込んだ私でさえ帰りの飛行機でそんなことを考えたほど、楽しさにプラスして学びも多かったイベントだったと思います。
「女性のための自衛官体験」は各自衛隊が毎年持ち回りで実施しており、2025年は、同時期に海上自衛隊での開催が予想されます。護衛艦や潜水艦を間近で見たいという方や、自衛官ライフを体験してみたいという方、また、知らない世界を覗いてみたいという方にもおすすめです。
※写真は防衛省ならびに那覇基地と参加者の許可を得たうえで掲載しています
<取材・文/千葉こころ>
千葉こころ
自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するアラフィフライター&編集者。
人生後半戦も夢だけは大きく徒然滑走中