「はいてる下着を“わざとチラ見せ”」が若い女性に流行中。恥ずかしさを飛び超えて露出するワケは
みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。昨今、街中で見かける、下着のチラ見せ。とくにダボっとしたローライズパンツの上から、カルバン・クラインのロゴ入り下着を一部見せる着こなしが増えています。この下着のチラ見せスタイル。いったいどうして流行しているのか。今回はその実態について解説いたします。
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流行はめぐると言いますが、今のファッショントレンドはまさにその大きな変革期のなか。1990年代後半のストリートカルチャーブームの影響もあり、肌の露出度が高いキャミソールトップスやチビT、見せブラで健康的な肌見せスタイルが人気でした。そこから時代を経て2010年代以降は身体のラインをすっぽりと覆うオーバーサイズシルエットや、ロング丈のボトムスなどがメインに。素肌を隠し、セクシャリティを感じさせないユニセックススタイルに転換しました。
そして2010年代の流行から10年が経った2020年代の今。ファッションの歴史はふたたび、素肌を見せるヘルシーなスタイルがメインとなりつつあります。2024年現在下着のチラ見せに限らず、トップスボトムスいずれにしてもコンパクトな着丈やミニ丈が流行のメインに代わっているのをみなさんも薄々と感じているのではないでしょうか。
そんな折で、なぜ今カルバン・クラインの「ロゴショーツ」が流行っているのか。その影響はやはり、2020年以降にメガトレンドとなっているY2Kブームによるもの。
2000年代初期のストリート、ギャルファッションからインスパイアされたファッションスタイルをY2Kと呼びますが、スポーティな「ロゴアイテム」もこのY2Kファッションを代表するもの。
また、同じくトレンドのローライズパンツ。腰ばきのパンツと組み合わせるとちょうど、ロゴ部分だけがチラ見えして、ヘルシーな色気を表現できると若者の間で流行する着こなしとしてまたたく間に広がりました。
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見せブラ・見せパントレンドの再来

カルバン・クラインの「ロゴショーツ」がY2Kブームで再注目

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※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。
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