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2024年「良かったドラマ」ベスト10。大号泣の恋愛ドラマに、“何もかも強烈すぎた”医療ドラマも外せない<前編>

6位:新宿野戦病院

「ふてほど」に加え、ドラマ『季節のない街』(Disney+/テレビ東京系)、スペシャルドラマ『終りに見た街』(テレビ朝日系)と、今年は宮藤官九郎脚本が多くて嬉しい1年でした。なかでも好きだったのは、『新宿野戦病院』(フジテレビ系)。破天荒な元軍医・ヨウコ(小池栄子)と、気取った美容皮膚科医・亨(仲野太賀)を中心に、新宿歌舞伎町にある「聖まごころ病院」の救急外来で起こる悲喜こもごもが描かれました。
『新宿野戦病院』

画像:フジテレビ『新宿野戦病院』公式サイトより

強烈な登場人物たちを魅力的に描きながら、いまの時代を絶妙に切り取るクドカン作品。本作では“多様性”という言葉ですべてを許容しているかにみえるイマに蔓延る“違和感=不平等感”を物語のなかで浮き彫りにしていました。 不平等な世の中だけど、小池栄子が「命は平等」と“雑~に”寄り添ってくれる面白さがクセに。そして最後の2話では、未知のウイルス・ルミナとの戦いを、真正面から描きました。現実世界の“コロナ禍”と重なる描写――その重みとリアリティは強烈で、忘れられない作品に。 【5位~1位は? 後編を読む】⇒2024年「良かったドラマ」ベスト10。『光る君へ』『アンメット』超えた、文句なしのNo.1は<後編> <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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