繰り出し容器で中身を出し戻しできるため、無駄なく使えていいですよね。 　気になるスクラブですが、先にお伝えしたとおり硬めの棒状で黄味のない白色。しかし、表面を見る限りでは粒々は見当たりません。スクラブなのになぜ……？ 　商品説明によると、何でも製法上使い始めはスクラブが感じにくくなっているとのこと。 　3～4回手の甲で試してみると何とか目視できるくらいの小さな粒々が出てきましたが、ザラつきはほぼ感じません。むしろツヤ感が勝っています。 　実際に唇に使ってみると、手の甲で試したときと比べてジョリジョリ感はあるものの何せ粒子が小さいため刺激は少なめ。 　温かさが伝わることで伸びが良くなり、ちょっと硬めのリップスティックに近い塗り心地です。また伸びやすさもさることながら、唇を数回こすり合わせているうちにあっという間に粒子のつぶつぶがなくなってしっとり……優秀！ 　ソルトスクラブよりも優しいシュガースクラブなので、唇が滑らかに整った感じ。カサつきやごわつきだけでなく、くすんだ色味も気になっていたのだけれどパッと明るい見た目に変わったような気がしています。 　拭き取りや洗い流しがいらないので気軽に使えるし、色・香りもないのでそのままリップメイクをしてももちろんOK。 　ちょっとカサついている程度の時はスーッとなでるように、角質が気になる時はくるくるとマッサージするように塗ると、コンディションがいい時の唇になれてこれはいい！ 強くこすると刺激になるので注意してください。 　スクラブなのにしっとりも叶って使用感がとても好みなのだけれど、1日に何度も使う商品ではないため頻度には気をつけたいところ。 　ここで取り上げたノーマルタイプのほかに、スーッとした使用感のメントールタイプもラインナップしているので、気になった人は店舗やネットストアをチェックしてみてくださいね。 ＜文・撮影／高木沙織＞