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親戚の結婚式で夫が放った“ありえない一言”に場が騒然「何も言うなとあれほど…」

姪の結婚式で“ありえない”発言をした夫

新郎新婦に声をかける男女 日常的に姪とLINEで連絡を取り合っていたよしこさん。結婚式の前には「ウエディングドレスを着ると手術の痕が見えるから、周りの反応が気になるんだよね」という相談も受けていました。 「そのため、夫にも姪の病名を共有して『手術の傷痕のことは何も言っちゃダメだよ』と、念を押していたんです」  そして迎えた、結婚式当日。親族での集合写真を撮るとき、姪は綺麗な純白のドレスで登場。立派に成長した姿を見て、よしこさんの目は潤みました。  感動もつかの間、予期せぬ事態が訪れてしまいます。  夫婦で祝福の言葉を伝えに新婦のもとへ行くと、信夫さんは姪に「病気のこと、妻から聞きました」と謎の報告をし、「そういう病気があっても結婚できるんだね」と言ってのけたのです。  これによって、姪の表情は一変。泣きそうな顔になり、「そういう言い方は、傷つく人がいると思いますよ」と、信夫さんに震えた声で告げました。 「場の雰囲気が一気に悪くなりました。夫に配慮をしてもらうために病気のことを話したのに、こんな事態を招いてしまうなんて……。姪にはもちろんですが、必死に怒りを抑える兄夫婦にも申し訳なさでいっぱいでした」  よしこさんはすぐに謝りましたが、信夫さんは「俺まずいこと言った?」と、なにも分かっていない様子だったそう。

本人のためにも、まわりのためにも、早い相談が必要

 この事件を経て、よしこさんは専門家に信夫さんのことを相談。今は助言を受けつつ、夫に発達障害の検査を受けてもらえるよう、ふたたび働きかけています。 「無自覚に人を傷つけてしまう夫の悪癖は十分知っていました。私が“くさいものに蓋”をしてきたことで、姪にまで嫌な気持ちをさせてしまったのだと思いました。自分さえ我慢すればいい、なるべく避けて過ごせばいい……。それで済ませられる問題ではなかったのです」  よしこさんは結婚式以後、“かわいい姪”と疎遠になってしまいました。どう声をかければいいのかわからず、連絡できないのだと話します。  周囲以上に、当事者自身がもどかしい思いを抱えていることも多い発達障害。本人やその家族だけでどうにかしようとせず、専門家の力を借りることが大切です。  よしこさんのケースのように、明確なきっかけがないとなかなか踏み切れないものですが、早めの対応こそが全員にいい結果をもたらすものでしょう。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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