
「トド英語」にはAIが発音をチェックしてくれる機能も
最近は、子どもが小さい頃から家庭で英語に触れさせる「おうち英語」に熱心な家庭が増えています。日本人の英語力は英語を母語としない116か国中92位(国際語学教育機関・EFエデュケーション・ファーストの2024年調査より)とされますが、トド英語は、日本人が英語を学びやすい工夫が施されているそうです。
「トドさんすうは世界共通のグローバルバージョンですが、トド英語は各国ごとに制作しています。例えば、動画コンテンツは日本で活躍する俳優さんに出演してもらい、アメリカの文化を紹介するような内容にしています。また、AIで発音をチェックする機能があるのですが、それぞれの国で使われている言葉によって、苦手な発音と得意な発音があるんです。世界基準に合わせてしまうと、いくつかの発音で日本の子どもはずっと引っかかってしまい、やる気を失くすかもしれませんよね。そのため、正しい発音の許容範囲内で、判断の基準を変えるよう国ごとに調整しています」

国ごとに制作しているという動画コンテンツ
トド英語では、どこまで英語力を身につけることが可能なのでしょうか。
「英語学習の経験がないお子さんでしたら、何年生からでもABCからスタートすることができます。すでに英語に触れているお子さんは、自分に合ったレベルから始めることができます。頑張って続けていくうちに自然に英文の仕組みを学ぶことができるので、レベルが上がると長文が読めるようになります。最終的なリーディング力は、日本の中学2年生が学ぶ内容に相当します。うちの一番の上の子は小学5年生の冬休みから始めましたが、トド英語でフォニックスを学び、絵本を音読していたおかげで、中学に入ってから英語の発音を褒められ、それをきっかけに英語が得意科目になりました」

英語学習は「毎日続けることが一番大事」だと趙さんはいいます。
「5分でいいので、毎日英語に触れることが大切です。デイリーコースはゲーム6つ、動画1本、絵本1冊で構成されていますが、全部取り組む必要はありません。あまりしたくないなと思う日はゲームを1つするだけOK。子どもが自由に取り組むことが大切なので、親御さんが横についている必要はありません。親が「これをして、あれをして」というと子どもたちは「義務感」を感じて、今まで楽しかった学習を急に嫌がる可能性があると思います。トド英語は、できるだけ子どもが自分のペースで学習できるように設計していますので、温かい目で見守るのが大事かもしれません。
うちの子どもも、1つの絵本ばかり読んでいる時期があったのですが、特に干渉せずそのままにしていました。すると、一定期間ハマった後は別のコンテンツを学習するようになりました。そうやって、毎日同じものばかりしたり、逆に日によって違うものをしながら、とにかく継続していくと学習効果が高くなると考えています。
すぐに効果を出そうとせず、マラソンのつもりで1歩ずつ進めば確実にゴールに近づきます。LINEで親御さんのスマホと連携できるので、毎日学習しているかをチェックして、続けていることをたくさん褒めてあげてください」