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「障がいを打ち明けたら音信不通に…」恋人探しに苦労した障がい者女性が、大きな幸せをつかんだ“きっかけ”は

恋人と一緒に「乗り越えてきたこと」は

――お2人の関係を築く上で、障がいによって何か、乗り越えなければならないことはありましたか? マミ:私はマルチタスクがすごく苦手なんです。だから、やらなくてはいけないことが増えると心配ごとが増えて、相手に寄り添う余裕がなくなってしまうんです。 でも、彼は思いやりがあって、きちんと気持ちを伝えるとそれに応えてくれます。例えば、こういうふうに言ってほしいと伝えると、それをしっかり言葉にしてくれる。 落ち込む――婚活では、自分が思ってることを言わずに相手に期待をして、相手がそれに応えてくれないと嫌な気持ちになって上手くいかない……という人も多いんですよ。マミさんみたいに自分の気持ちを素直に伝えて、2人で解決できる関係ってすごくいいなと思いました。マミさん自身、コミュニケーションにおいて、工夫していることはありますか? マミ:やっぱり私は察するのが苦手なので、はっきり言ってほしいし、自分もはっきり伝えたいんですよね。 過去に障がい者ではない方とお付き合いしてた時に、その人が思ったことをあまり言ってくれない人だったんです。私は彼の気持ちや思いを察することができなくて辛い思いをしました。その経験も影響しているかもしれません。 ――気持ちを言葉にして伝える。とても大切なことですね。

「大切な人と出会うための行動」は恋人作りだけじゃない

――私は普段婚活の相談を受けているのですが、恋人を作りたいけれど、実際に行動できない人という人も多いんです。マミさんだったら、なかなか行動できない人に向けてどんな応援メッセージを送りますか? マミ:不安もあると思うけど、何もないよりは、何かが始まった方がいいと思うんです。だから、まずは人と会うところから挑戦してみてほしいです。 私は同じ障がいを持つ仲間にここ数年でたくさん出会って、仲良くなれなかった人もいるけれど、仲良くなれてもう何年もの付き合いになっている友人もたくさんいます。 恋人ももちろん大切なんですが、仲間たちは私にとってすごく大きい存在で、最初に行動しなかったら出会えなかったと思うと、実際に会ってみるのはやっぱり大事だなと実感します。
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行動してみたら、新しい自分を発見できた
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