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「障がいを打ち明けたら音信不通に…」恋人探しに苦労した障がい者女性が、大きな幸せをつかんだ“きっかけ”は

多くの人と出会う中で学んだこと

――出会った人たちと関係を築く上で、学んだことや得たものはありますか。 マミ:友達や恋人に対してのちょうどいい距離感ってやっぱりあると思うんですよね。でも以前の私は、人との距離感がわかっていなかったんです。 そこを間違えてしまってトラブルが起きることもあったのですが、アプリを使ったりオフラインの集まりに参加したりして、たくさん人と出会うようになって、ちょうどいい距離感が少しずつわかるようになってきたかなと。 例えば、警戒心が強い人には、あんまりグイグイいかないようにしたりとか、 逆にノリがいい人に対してはこっちも同じような距離感で合わせたりとか、そういうのがわかるようになってきたと思います。 ――取材していてマミさんは察し上手な印象を受けたのですが、そういう経緯があったんですね。

行動してみたら、新しい自分を発見できた

――そうした出会いによって、人生観や価値観に変化はありましたか? マミ:これまでは、友達であっても人と話す時には「1対1じゃないと話せない」って思い込んでたんです。だから大人数で話すときはいつも輪の中に入れなくて。でも、実際に友達がたくさんできたら、実は自分が思い込んでいただけで、そんなことないということがわかって、新しい自分を発見できたなと思えました。 早いテンポで話すノリのいい集団だと聞き取れないことがあるかもしれないんですけど、私の周りにいる友人の集まりって、1人が話してるとその人の話をちゃんと聞いてくれる人が多いんですよ。だから自分も入っていけるなという実感があります。 ――マミさんの周りにはきっと、マミさんを含め、思いやりのある方々が集まっているんですね。 ======== 恋人でも家族でも友人同士でも、良い関係を築く上で相手への思いやりは欠かせません。自身の発達障害の特性を理解しているからこそ相手への配慮をしたい、というマミさんの心構えは本当に素敵だと思いました。大切な仲間たちに恵まれ、苦手だと思っていたことを克服し、気持ちを伝え合える今の恋人にも出会えた。そんな大きな幸せを手に入れたきっかけは、マミさんの行動であり心構えでした。 婚活をしながら「相手にありのままの自分を受け入れてほしい」と思う方は多いです。気持ちはとてもわかります。でも、「その分、自分は相手への気遣いができているか?」と、改めてご自身に問いかけてみてほしいと思います。 【IRODORI(イロドリ)】 障がい者やその理解者専用のマッチングアプリ。ユーザーからは「障がいを打ち明けやすい環境で、友達作りや恋愛、婚活ができる」と評価されている。完全審査制を採用しており、安全に利用できるのが特徴。これまでにダウンロード数は6万件を突破、累計マッチング数は15,000組以上に達し、結婚したカップルも誕生している。公式X:@irodori_info <取材・文/田中亜依>
田中亜依
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019
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