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いかにも脱げてしまいそうな“ゆるさ”だが…
いくら寒いとはいえ、おやすみ中は圧迫感なくくつろぎたいもの。しかし全体が“ゆるゆる”では、寝ているあいだに脱げてしまう……。
パッと見の印象ではなかなかよさそうなデザインですが、その実力やいかに。実際に履いて寝て、検証してみましょう。
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ホールドされつつ、窮屈感はない
見た目の通り、窮屈さを感じにくい部分だけがしっかりホールドされました。足首付近に切り替えがあるため、関節の動きを妨げる感じもありません。この履き心地なら、就寝時に靴下を履く習慣がない人でも抵抗感なく着用できるはず。
しかも、朝起きたときもちゃんと履いたままで、布団の中で迷子になってしまうことはありませんでした! いくら温かい素材でも、脱げてしまっては意味がありませんから、大事なポイントですよね。
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就寝時は指を出すのが大切!
この「指先解放デザイン」、実は好みの問題だけではなく、「質の良い眠り」を得るために大切なことなのだとか。
良質な睡眠=全身ホカホカのイメージがありますよね。けれど実際には、深部体温は下げることが大事なのだそう。しかし靴下などでつま先まで覆ってしまうと、温かい血液からの熱放散が十分に行えず、深部体温を下げられなくなってしまう……。
そのため、普段から靴下を履いて寝ている人は、もしかすると深部体温が適切に調節されていないかも(!)。「おやすみスイッチ」に限らずとも、指先があいているものを愛用したほうが冷え対策にはよさそうです。
さらに「おやすみスイッチ」をよくよく観察してみると、かかとの中間あたりに「十字」があるのがわかります。これはリラックス効果を促す失眠(しつみん)というツボを温めるための、発熱素材のふくらみのようです。
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青丸部分に吸湿発熱素材が使われている
見た目や触った感じはポコっとした主張があるものの、履いてしまえば存在感は気になりませんでした。
指先があいているのに、なぜサイズ制限があるのだろう? と思っていましたが、このツボを適切にフィットさせてこそ本領が発揮できるからなのでしょうね。
同様の加工が施されている場所がもう1カ所あります。くるぶし上の冷え取りのツボとして有名な三陰交(さんいんこう)にあたる部分で、これは「まるでこたつソックス」とも共通というから、頼もしい。
ちなみに「まるでこたつソックス」が1980円なのに対して、「おやすみスイッチ」はちょいお高めの3500円。布面積が少ないほうが高いのはなぜ……と思っていましたが、発熱素材が2か所に使われているからなのかも。