ミナさんは過去にもこのようにため込み、あとから感情のまま不満をぶつけて着地点がわからない言い争いになり関係解消という失恋を経験しています。
ミナさんはもう32歳。結婚したいのに次に同じことを繰り返してしまってはじきにアラフォーになってしまいます。そんな経緯で、今回筆者のところへご相談にやってきたのでした。

「
私はHSPだし、傷つきやすいし、その場の空気を読みすぎて本音を言えないんですよ」
「私はメンタルの専門家じゃないので、HSPかどうかは分かりません。ちょっと厳しいこと言うから気を悪くしないでほしいんだけど、
ミナさんは感情のコントロールが苦手で、相手の立場に立つのは苦手なのかもしれませんね」
「え! 我慢強い方ですよ」
「とっても我慢したと思いますよ。でも、我慢と感情のコントロールは別です。仮にHSPでとっさに相手に言えなかったとしても、『その場で聞けなかった私も悪いんだけどね、ちょっと気になってたことがあって確認させてほしい』とか前置きしてから後で確認するとか、
ちょっと丁寧なものの言い方を覚えることはできますよ」
ミナさんは“傷つきやすい”ことを理由に、SNSなどですぐ人間関係をリセットします。自分の「100%味方」以外をブロックするから、友達が減るのです。

「言い方に気を付けることと、お友達を切らない事から始めましょう。ミナさんが『マウンティングされたと感じた』のは紛れもない事実だと思うよ。でも、
相手はマウンティングしたつもりなんて1ミリもなくて、ただ自分の事情を説明しただけかもしれない。そこは本当に分からない。
人間関係を切るのは最終手段にして、友達だったら相手がなぜそう思ったのか、なぜそう言ったのかを確認して、
自分とは価値観が違う人を理解するようにしていこう。そのお友達にも『同棲すると結婚できなくなる説ってどう思う?』って聞き方だったら、『分からない』以外の意見を聞けたかもしれないよ」
「う~ん。それもそうですね」