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キングコングや元セクシー女優「重大な報告が」匂わせで批判…有名人が“釣り”をいまだにやるワケ

エイプリルフールネタで釣りには飽き飽き

 三上さんやキングコングは話題を集めるだけ集めてリンクやYouTubeに誘導し、再生回数やアクセス数などの数字を稼いだり、商品を宣伝する手法です。宣伝効果としては高いかもしれませんが、視聴者からすると決していい印象はなく、むしろ嫌われ者ルートをひた走ることになるのではないでしょうか。  今では下火になっていますが、かつて4月1日のエイプリルフールで芸能人が嘘の報告をすることがブームともなっていました。 「結婚しました」、「芸能界を引退します」、「隠し子がいました」などインパクトの大きな嘘をつき、「実はエイプリルフールでした!」とドッキリを仕掛けるような流れはよく見られていました。  しかしこのエイプリルフールネタが飽和状態になった結果、多くの視聴者やファンがこのネタのつまらなさや、ただ注目を集めたいだけの芸能人の承認欲求に嫌気がさしていったのも事実です。

“釣り“にネガティブな反応が多かった背景は?

 三上さんやキングコングのやっている「今夜重大な報告があります」という匂わせは、エイプリルフールネタブームを経て、釣りへの嫌悪感が世の中で高まっていることもわかった上で、それでもあえて実行する往生際の悪さや世間をバカにする見下しの態度にも見えます。  またエイプリルフールと違って悪質なのは、実際になされた報告は商品の宣伝ではありながらも「私にとっては写真集発売も同期の新著宣伝も本当に大事な報告」という「嘘ではありません」という言い訳もできてしまうことでしょう。  今回、三上さんやキングコングの“釣り”に対してネガティブな反応が多かったのは、世間が釣りや煽り、匂わせなどに敏感になっていることのあらわれかもしれません。  そしていまだにこの“釣り”の手法を取っている有名人は、こうでもしないと人気や数字、注目を集められないという事実を、自身で宣伝していることに他ならないのではないでしょうか。 <文/エタノール純子>
エタノール純子
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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