とはいえ、連絡はもちろん、友達として。こずえさんはこの前の年に恋人と別れてフリーでしたが彼には交際相手がいて、そのことも本人から聞いていました。ただし、それを抜きにしても彼とのことは完全に終わったことで未練もなく、ヨリを戻したいとは思っていなかったそうです。 「だって中学時代の元カレといってもキス止まりの関係でしたし、友達の延長線みたいな感じだったんです。だから、彼が当時彼女との関係があまり上手く行ってないと聞いたときは親身に相談に乗ってあげたし、変な誤解を招かないように2人きりで会うのも避けていました」 しかし、再会からおよそ半年後、彼はその女性から別れを告げられてしまいます。そこで傷心の彼を慰めようと初めて2人で飲みに行ったところ、向こうから誘われる形で初めて関係を持ってしまいました。 「ラブホにお泊りしたんですけど、翌朝は気まずい空気が流れてました（苦笑）。私は気にしなくていいからと言ったのに何度も謝ってきたんです。 けど、本音を言うと嬉しかった。再会した当初は恋愛対象として見てませんでしたが、少しずつ彼のことを意識するようになっちゃったから。それでも向こうは恋人がいたし、こちらの気持ちを伝えるつもりはなくて応援してあげようと思っていました。ただ、いざ結ばれても彼の態度を見てこれ以上の関係になるのは無理だと思いました」 また疎遠になることも覚悟したこずえさん。しかし、その2日後の夜に「電話してもいい？」と彼からLINEが。返信するとすぐ着信音が鳴り「順番が逆になって申し訳ないけど、こんな俺でよかったら付き合ってほしい」と告白されたそうです。 「一晩過ごした夜から2日も経っていたので、完全に諦めていました。だから私も半分テンパってしまい、『こちらこそ喜んで！』とか居酒屋の接客みたいな言い方で返事しちゃいました（笑）。彼はすごくリチギで何事にも筋を通そうとするところがあり、責任を取ろうと思ったのかもしれません。仮にそうだとしても私に断る理由はありませんでした」 その後、2人は順調に交際を重ね、1年前に入籍。コロナ禍で友人たちを招いての結婚式は断念し、小規模な式になってしまうも今は幸せだといいます。