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愛猫が亡くなりペット葬儀社に依頼→それを知った義父が放った“ありえない一言”とは…

15年を共にした愛猫が逝去…義父が放った“ありえない一言”とは?

泣く妻 しかし、結婚から5年ほど経った頃、ミユちゃんは突然死。典子さんらは仕事から帰宅し、ミユちゃんの死を知りました。 「ひとりで天国に逝かせてしまった……と、すごく自分を責めました。最期、一緒にいられなかった分、できるかぎりの弔いをしてあげたいと思いました」  そこで、愛犬を亡くしたことがある友人に利用してよかったペット葬儀社を尋ね、希望する葬儀の仕方や日にちを細かく決めていきました。典子さんが選んだのは、環境に配慮したペット用の移動火葬車を自宅に呼んでの火葬。一緒に暮らした自宅で、天国に逝かせてあげたいと思ったのです。 「当日は、自宅前に移動火葬車を停めて火葬を行うことになりました。そういう事情は義父母にも話しておいたほうがいいと思ったので、説明しに行きました」  すると、義父が真っ先に気にしたのは火葬代。「お義父さんたちに負担はかけませんので……」と前置きし、典子さんが火葬代を伝えると義父は「畜生に、そんなにも金をかけるなんてもったいない! そんな使い方をせず、他のことのために貯金をしなさい」と怒鳴ってきたのです。  動物の命への価値観は様々だけれど、そこまで言わなくても……。そう苛立った典子さんは、「他のことって、例えばどんなことですか?」と義父に質問しました。 「そしたら、義父は『例えば、不妊治療とか。子どもができないんだろうから、検査費や治療費に回せばいい』と。私たちが望む結婚生活の送り方や未来を自分の想像で決めつけないでほしいと思いましたね」  結局、義父の理解が得られなかったため、典子さんは移動火葬車での火葬を諦め、ペット葬儀社にミユちゃんを連れていき、火葬を行いました。ただ、3人での思い出が詰まった自宅で弔ってあげられなかったことへの後悔は未だ消えません。  動物の命に対する価値観は人それぞれで当然ですが、最期まで小さな家族を想う気持ちを汲む努力はできるはず。人間だけでなく、動物の弔い方の自由も尊重される社会になってほしいものです。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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