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元AKB48柏木由紀が“楽屋に入るとき”に意識していること「30代後半の目標は…」

AKB48卒業後2回目の誕生日を迎え「体力の衰えを感じる」

――この7月に34歳の誕生日を迎えられ、節目という意味で、いま思うことはありますか? 柏木由紀柏木:年々とにかく元気で健康に生きたいなと思う気持ちが強くなりますね。グループにいたときは、AKB48として目標に向けて頑張っていましたが、卒業して今年で2回目の誕生日を迎え、踊ったりしなくなったせいか、体力の衰えを感じています(笑)。 たまにフェスや後輩のライブにゲストに出ると、明らかに体力の違いを感じます。なので、20代の頃のような無茶をしなくなりました。いっぱい寝て、食べて、休み、20代ではありえなかった健康を考えるようになりました(笑)。 ――ちなみに柏木さんが思う、今のモットーは何でしょうか? 柏木:それは2個あって、「人が喜ぶことをするということ」と「やったことがないことは、とりあえずやってみること」です。アイドルをしていたのでファンの方に喜んでもらいたいという想いはもちろん前々からありましたが、卒業してからはやったことがないことに挑戦してみようとより思うようになりました。 今はチャレンジして失敗しても、自分だけの責任になるじゃないですか。「これはAKB48だとやらないんじゃない!?」みたいなことでも、自分の選択、責任でできますし。

30代後半は「ご機嫌でいたい」

柏木由紀――新鮮な感覚や別の視点で物事をとらえられそうですね。 柏木:そうですね。柏木由紀としてさまざまな現場に呼んでいただけることが、本当に新鮮です。ほかの芸能人の方には当たり前のことですが、グループにいたときは自分だけが必要とされているのか、AKB48のメンバーとして呼ばれているのか、わからないじゃないですか。 だからとても新鮮でうれしくて、やる気が出て、頑張ろうと思うんです。なので、今は仕事を本当に楽しくやらせてもらっています。 ――この先、30代後半はどのように過ごしたいですか? 柏木:ご機嫌でいたいです。ご機嫌な人ってよくないですか(笑)? 絶対嫌な気持ちにならないというか。ただ、いつもご機嫌でいることは難しいですよね。体調や悩みもあるので。人間関係もいろいろあると思いますが、なるべく自分がご機嫌でいられるような環境や選択をしていくことが、30代後半の自分の目標です。 楽屋に入るときもなるべく高い声で元気に「おはようございます!」と言ったりして。誰かがわたしのことを一言で言い表すときに「元気!」「ご機嫌!」な人と言われたいので(笑)。これからも歳を重ねるごとに意識して元気でいたいですね。 <取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>
トキタタカシ
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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