桜の季節になるとより募る“シニア猫の譲渡への想い”
パンくんはハイシニアですが、医師も太鼓判を押す健康優良児です。右奈瀬さんが意識しているのは、ストレスを与えず、好きなように過ごしてもらうこと。やや便秘気味なため、ドライフードだけでなくウェットフードも与え、お腹のマッサージも行っています。

「先代猫は12歳だったので、当初は15歳くらいまで生きてくれたら…という気持ちでしたが、思った以上に元気で19歳になれました。このまま20歳を目指したいです」
そう話す右奈瀬さんは、子猫ほど手がかからず、性格も穏やかな子が多いシニア猫の譲渡が進んでほしいと願っています。それは、元飼い主さん宅で暮らしていた他猫が譲渡サイトに再掲載されるなど、シニア猫の譲渡の難しさを知ったからでした。

「私は1匹のみ飼育可能な賃貸なのでパンだけを引き取りましたが、桜の季節になると残った子たちがどうなったのかと気になります」
いつか、空に行ったら元の名前の“桜”を名乗って、前のお母さんを探しなさい。桜が咲くと、そうパンくんに言い聞かせている右奈瀬さん。来年は、20歳の誕生日を盛大にお祝いできますように。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291