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60歳の“変態紳士”、38年ぶり朝ドラでの威厳がすごい。初期のヤクザ役からSM好き確立まで…魅力を読みとく

ヤクザ映画俳優としてのキャリア初期から「変態道」を極めた現在

『悲しい色やねん』(東映)

『悲しい色やねん』(東映)

 高嶋が38年前に出演した連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』が放送された1988年、あるヤクザ映画が公開された。仲村トオルとのW主演、森田芳光監督作『悲しい色やねん』がそれだ。  仲村演じる夕張組の息子・夕張トオルと高嶋演じる三池組幹部・桐山恵は同級生だが、覇権を争う一触即発の組同士という関係性を描く。  夕張組の組長・夕張寿美雄を演じる高島忠夫は、高嶋政宏の父でもある。桐山が登場するのは序盤が過ぎたあたりで、夕張組のカジノに伝言を携えてやってくる。ドスが効いた黒目と白目の動きに鉄砲玉のような危うさが宿り、20代前半だった高嶋の野性的魅力がぎらぎらだった。  さらに「極妻」シリーズ第5作『新極道の妻たち』(1991年)や東映任侠映画の大物プロデューサー・俊藤浩滋が手掛けた主演映画『残侠』(1999年)など、ヤクザ映画俳優としてキャリア初期を築いた。  そこから現在は何といっても2018年に出版したエッセイ『変態紳士』によって、SMや美食などを求道する変態キャラをダイナミックに確立している。  独自の「変態道」を極める高嶋政宏だからこそ、こちらも彼の演技を偏愛したくなるのだろうか? <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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