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これって古い?「出張先での上司・同僚との反省会」の価値を元TBSアナが改めて問う、不思議なバディ感が生まれる特別な夜

このバディ感、悪くない

アンヌ遙香さん

福岡出張にて

 夜はみんなで晩御飯をご一緒しながらの反省会と翌日の作戦会議。  どう働くかってどう生きたいかに直結していると思うのですが、仕事が大好き、という人間同士で激論をかわせば、それはそのまま人生論へとつながったり。  しかもそれが地元を離れたよく知らない街で、迷いながらもみんなで歩いて歩いてやっとたまたま見つけた小さな居酒屋だったりして、そこが地物の食材を使っためっちゃくちゃ美味しいお店だったりすると、その夜は信じられないほど特別な夜になったりするわけで。  出張先で、「仕事仲間」以上の不思議な友情にも似たリスペクトの念が生まれ、それが地元に帰ってからも仕事のやりやすさや、質の向上につながったりするんですよね。私としては、出張がもたらす不思議なバディ感って、時代錯誤かもしれませんが、悪くないのではって思っています。  コロナ禍以降、オンライン会議が当たり前になり、出張そのものが激減した昨今。コストカットという点からも、遠方への移動や宿泊を伴う仕事はなかなか会社から許可が下りにくくなっているところも多いでしょう。  しかも私は北海道在住。道外の方とお仕事をする際などはいつもまずはZoom会議。むしろ北海道内同士であっても、ここはあまりにも広いので、打ち合わせはやはりオンラインで、という流れになります。  画面越しでもお顔を見てお話しできますし、本当に便利になったな、いろんな選択肢が増えて良いなと思う一方で、そんな世の中だからこそ、たまの出張がもたらす発見ってたくさんあるのではと感じます。

対面でのコミュニケーション、日本にもう少しあってもいいかも

 違う街の空気がもたらすリフレッシュ感は良い意味でのクリエイティビティにも繋がりませんか。場所を変える、移動する、それがなくても仕事ができる時代にはなっていますが、やっぱりそこに直接行く、直接会うことでしか得られない、わからないこともいっぱいあると思うのです。  こういう感覚、、もう「古い」のでしょうか。  今の若い人たちからしたら、仕事後出張先で先輩と「反省会」や「作戦会議」なんて嫌なのかな……。ちょっと昭和な光景でしょうかね。  私は個人的に、今回の出張で尊敬する仕事仲間と良い時間が生まれ、福岡という街をより大好きになり、福岡のタレントさんたちやテレビ局関係者さんのテレビ愛を深く実感し、また札幌でも頑張ろう!という気持ちで帰ってきました。  福岡空港では、博多通りもんや、めんべい、角煮まんじゅうやら柚子胡椒を山ほど買い込み、いくら散財したかわからないほど。  そう、出張って経済活動も活発になるのよね。  いろんな意味で今の日本にもう少しあってもよいのは「移動を伴うダイレクトコミュニケーション」なのかも。 <文/アンヌ遙香>
アンヌ遙香
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道札幌出身、在住。現在はフリーアナウンサーとしてSTV「どさんこWEEKEND」メインMCや、情報番組コメンテーターして活動中。北海道大学大学院博士後期課程在籍中。文筆家。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中。Instagram: @aromatherapyanne
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